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罠。 ページ14

.







その友達と会うために、近くの喫茶店へ足を運ぶ






数分してから、俺の背中に



「こんにちは、」



と声をかけたのは、誠也の友人であった。





「俺、福本って言います。」




はじめまして、と言いながら

テーブルを挟んで俺の前に座る福本くん。




この場所に誠也はいない。

いたらアイツの顔でバレてまいそうやしな、笑








「はじめまして、神山です。誠也の先輩やねん。


今日は急に呼び出してごめんな!」




「いえいえ!で、俺に何の用ですか??」








俺が警察であることは福本くんに明かさず

自己紹介をする。




そうしないと、話聞けへんからな。


罠を仕掛けるんや。









「あ!そうそう、福本くんさ

今バイトやってるんやろ?」





「はい、何個か。」






「俺、今バイト探しとって、

時給めっちゃ高い楽チンなバイトとかあったら

教えてほしいな〜って思ってな。」





「え!そうなんすか!それならありますよ!」





「え!まじで!!」




「はい!でもちょっとあれなんすけどね、、、」






苦笑いを浮かべた福本くんは


さっき店員さんが持ってきたお冷をゴクリと飲む








引っかかった。


絶対これや。







「なんか問題でもあんの?」




「まぁ、ちょっと警察とかにバレたらやばい

ってゆーか、そんな感じのやつなんすけど。」






おう、それや。

俺の罠に引っかかれ。





「おぉ、なんかおもろそうやな。

話だけでも詳しく聞かせてや。」





「ほんまはダメなんすけどね〜特別にですよ?」





ニヤリと笑う福本くんに対し、


俺も内心、罠に引っかかった事が嬉しくて


心の自分が笑ってた。







それと同時に緊張の汗が出てきて、

連動するように、お冷のグラスについた水滴が

1つ滴り落ちた。








.

あの時。→←方法。



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モンチ(プロフ) - にこさん» お返事ありがとうございます!はい!待ってます! (2017年12月6日 23時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - モンチさん» コメントありがとうございます!今、いろいろあってあまり更新出来ないのですが必ず完結させますので今後ともよろしくお願いします!! (2017年12月6日 23時) (レス) id: af72205222 (このIDを非表示/違反報告)
モンチ(プロフ) - この作品めちゃくちゃ面白いです! (2017年12月4日 9時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
やまこたラブ(プロフ) - にこさん» ハイ!元クララブです!!!これからもよろしくお願いします!!! (2017年7月21日 22時) (レス) id: 8648ff81d6 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 妃愛さん» えぇ〜!最初から……ありがとうございます!励みになります! (2017年7月21日 22時) (レス) id: 0c292db25f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にこ | 作成日時:2016年5月15日 12時

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