day 27�� ページ32
お休み2日目。
でももう、休みなんて関係ない。
ありがたい事に、午前のうちに昨日のトレーナーさんから連絡をもらうことができた。
食事面でのプロの方からも、レシピ内容に問題はないとＯＫが出たので、
私は彼らが帰ってくる前に、夕食作りのため御邸のキッチンに立っていた。
=
「あれ？Aさん？」
最初に私に気づいたのは、キッチンに顔を出したジミンさんだった。
「お帰りなさいませ」
「今日もお休みの日ですよね」
「ええ・・・そうなんですけど」
「あ、Aさん。ただいま」
と言ってダイニングに入ってきたのは、ソクジンさん。
テヒョンさんとジョングクさんもダイニングに入ってきた。
どうやら4人が先に帰ってきたようだ。
ジョングクさんは冷蔵庫からミネラルウォーターを1本手にすると、どこかへ行こうとしたので、
「ジョングクさん！」と呼び止める。
「何ですか？」
ここ数日で更にスマートになったジョングクさん。イケメン度が更に増している。
「食事、してくだい」
ジョングクさんはただ首を横に振る。
「そう言わず」
「ジョングク、座れ」
私が戸惑いながらジョングクさに話しかけている途中、ソクジンさんが自分の隣の席の椅子を引いた。
ジョングクさんもソクジンさんに言われると、素直に従って席についた。
ジミンさんとテヒョンさんもテーブルにつく。
=
私は急いで4人分の食事をテーブルに運んだ。
「ジョングクさんは、しばらく食べていなかったのでこれをどうぞ」
いきなり皆さんと同じものを食べるのは身体にも負担になるだろうと、野菜スープをベースにしたスムージーを出した。
スープ用のスプーンを「どうぞ」と渡すと、ジョングクさんはスプーンを一旦手にしたのに、それをテーブルに置いた。
「食事はもうしばらくいりません」
「これは栄養とか、ちゃんとプロの方に確認したものだから、大丈夫です」
「いりません」
「ひと口でいいですから」
「いらない」
ここ1週間。ジョングクさんに言われ続けた「いらない」という言葉。
1週間経っても、拒否されることが慣れない。
でも今日は私は簡単には引かない。
ここで頑張らないと駄目なような気がしていた。
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ノア(プロフ) - ぺこさん» ぺこさんのコメント、毎回嬉しい気持ちで読んでおります。ありがとうございます。このお話、長くなりそうな予感がしているのですがよかったらこの先もお付き合いください。これから本格的な夏の到来。夏風邪などには十分ご注意くださいませ。 (2021年7月14日 18時) (
レス) id: 26719d3641 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - ノアさん、まずは2までお疲れ様でした。いつも素敵な、丁寧な文体で、主人公と7人の距離感も絶妙で大好きな作品です。これからどうなっていくのか、続きもとってもとっても楽しみにしております。暑い日が続きますのでどうぞご自愛下さい。これからも応援しています。 (2021年7月13日 17時) (レス) id: 8374e9dde6 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - xalive1213さん» xalive1213さん、コメントありがとうございました。テヒョンさんの動向、気になってくださってますか？妄想世界ですから贅沢に、彼らとの時間を楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2021年7月2日 17時) (レス) id: 26719d3641 (このIDを非表示/違反報告)
xalive1213(プロフ) - これからのテヒョンの動向が何となく気になります。楽しみに更新待ってます！！ (2021年7月2日 0時) (レス) id: 91f858cfc2 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ちろりんさん» ちろりんさん、ニヤニヤコメントいただきました。ありがとうございます！是非また足をお運びくださいませ。 (2021年7月1日 19時) (レス) id: ef442b1e8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2021年5月6日 17時
