チャジャッタ〜私が探してた人〜11

見慣れた姿 ページ29

早めに帰ったところで
ジェジュンの帰りは遅い
んじゃないかな…

そんな事を思ったけど
気遣ってくれる
千恵ちゃんにそんな事は
言えず大人しく帰る事にした。

何時に帰ってくるのか
聞いてみようかな…

そう思って携帯を
開いて見たら
相変わらずの未読メールアリ
の表示。

…見るか…

勇気をだして
一通目のメールを開こうとしたら

「ん…？あれ…」

いつものコンビニから
見慣れた人が出てきた。

ゆっくり近づくと
その人は私に気づかないらしく
隣を通り過ぎようとした。

「あっ…」

行っちゃう…

私の声に一瞬その人が
振り返ったけど
また前を向いた。

「ユッユチョンさん！！」

思い切って名前を呼ぶと
おそるおそる振り返って

YC「なんだ〜A〜！」

安心したって声を出しながら
いつもの笑顔をした。


「すみません。驚かせちゃいました？」

YC「びっくりしたよ〜。ファンかと思った(笑)」

「それ、間違ってはないですけどね。私もファンだし(笑)」

YC「…なるほど。はは(笑)」

「ユチョンさん、今日はもう仕事終わったんですか？」

YC「うん〜俺たちは昨日遅かった分、今日は早いの。」

「へぇ〜…」

YC「だからヒョン、今日は遅いと思うよ。」

「…今日はって事は昨日は
早かったんですか？」

YC「…え？」

驚いた顔をしてユチョンが立ち止まった。

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