25 好きな子の匂い。(青) ページ25
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安田side
満員電車の中、他の男の視線から守るように
まるで、俺のもんやって見せ付けるかのように
俺より小さなAの体をしっかりと抱き締める。
ほのかに掠める好きな子の匂い。
シャンプーと、Aがいつも付けてるお気に入りの塗り香水。
甘い匂いやどぎつい匂いが苦手なAが唯一付けてる シトラス系の香り。
落ち着く...今まで腐るほど女を見てきた俺やけど
Aだけは他の女と違うくて。
なんやろな、なんかちゃうねん。
守ってあげたいって思える可愛い可愛い女の子。
...しかも、自分が可愛いって自覚してへんから余計に、手を焼いてしまう。
だって、ほら。
こんな今もジロジロと変な目で見てくる男の視線。
めっちゃウザいわ。なんやねんな、ほんまにもう。
俺はそんな男たちを威嚇するかのようにグッと睨んで
腕の中で顔を赤らめてるAのおでこに軽くキスを落とす。
『ちょ！章ちゃんっ！』
安田｢んー？｣
『んー？じゃないでしょ！人前でやめてよ！』
安田｢...へえ。人前じゃなかったらええんやな？｣
『ち、ちがっ！』
安田｢顔真っ赤(笑)｣
ほら、こんなにも可愛くて愛しくて離したくないって思ってしまうのは
お前だけ、やねんで？分かるか？
渋やんと仲良くなって呼び名が変わって
特に用もないけど 連絡先も交換して
諦めなあかんなって思うてたのに、いつも思うてるのに...
心の奥底で湧き出る気持ちが 次から次へと押し寄せてきて、抑えられへんねん。
" Aが欲しい。" って、どうしても、どうしてもAじゃないとあかんって。
この気持ちに蓋をしても、頑丈に閉じ込めても、そんなん簡単に壊して意味ないんよ。
だから、決めた。
俺は、諦めへん。勝つ自信なんてこれっぽっちもないけど諦められへん。
渋やんが何を考えてAと距離を取ってるのかは知らんけど
そんなんしとったら...
俺が、貰うで？
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すんな。(プロフ) - てんてんさん» この度はコメントありがとうございました！これからも気軽にコメントしてくださいね！！更新の方も頑張ります！ (2017年9月1日 17時) (
レス) id: b05142c8f8 (このIDを非表示/違反報告)
すんな。(プロフ) - りりあさん» ありがとうございます！これからも楽しんで読んでもらえる作品を頑張って作っていきます！嬉しいです！ (2017年9月1日 17時) (レス) id: b05142c8f8 (このIDを非表示/違反報告)
てんてん(プロフ) - 前々から読んでました、、更新まってます (2017年8月30日 17時) (レス) id: 6ff5cdbae5 (このIDを非表示/違反報告)
りりあ - 楽しんで読ませていただいております！続きめっちゃ、気になります！頑張ってください！ (2017年8月29日 21時) (レス) id: d0ec948b8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すんな。
| 作成日時：2017年8月16日 21時
