15 あれから数ヶ月。 ページ15
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夏から秋に変わって、章ちゃんと過ごす二回目の季節。
相変わらず私達は手を繋いで帰るし、お休みの日はいろんな場所へ連れて行ってくれる章ちゃん。
時々煙草を吸いながら遠くを見つめたり
私にキスを強請るようになったけど
それ以外は何も変わらずに 冬を迎えようとしてた。
安田｢さっぶ！｣
『...おでんのいい匂いするー！』
安田｢冬の匂いするー！！｣
同じ手袋を二人 片手にだけはめて
もう片方の手は章ちゃんが着ているコートの中できつく繋がれる。
外の匂いをクンクン嗅ぐ章ちゃんはなんだか犬みたいで...
思わずクスッと笑ってしまった。
安田｢...なに？｣
『んふふ、犬みたい。』
安田｢...飼うてくれる？｣
『ごめんね、私の家ペット禁止なんだ。』
安田｢チェッ。｣
残念そうな顔をして お決まりのファミレスへ進路を変える彼に黙ってついて行くと
満足そうに私を見つめて笑うから、思わずつられて微笑んでしまう。
章ちゃんの独特な煙草と香水が混ざった匂いが鼻を掠めて
ピタッと彼の腕に身を寄せると少し驚いた顔をして
そしてすぐに、嬉しそうに私のこめかみへキスを落とした。
...きっと、章ちゃんと付き合えたら幸せなんだろうな...。
安田｢何食べるー？｣
『うーん...煮込みハンバーグ！』
安田｢またぁ？この前もそうやったやん！｣
『...章ちゃんは？』
安田｢激辛カレーライス！｣
『またぁ？この前も...』
安田｢真似すんなー！｣
二人でじゃれながら いつも食べる定番のメニューを頼んで
章ちゃんに学校であったことを話したり、無言で過ごしたりしながら
そろそろ帰ろっか、なんて寂しそうに呟く彼の言葉に頷いて
店を出た、その時だった。
｢...A？｣
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すんな。(プロフ) - てんてんさん» この度はコメントありがとうございました！これからも気軽にコメントしてくださいね！！更新の方も頑張ります！ (2017年9月1日 17時) (
レス) id: b05142c8f8 (このIDを非表示/違反報告)
すんな。(プロフ) - りりあさん» ありがとうございます！これからも楽しんで読んでもらえる作品を頑張って作っていきます！嬉しいです！ (2017年9月1日 17時) (レス) id: b05142c8f8 (このIDを非表示/違反報告)
てんてん(プロフ) - 前々から読んでました、、更新まってます (2017年8月30日 17時) (レス) id: 6ff5cdbae5 (このIDを非表示/違反報告)
りりあ - 楽しんで読ませていただいております！続きめっちゃ、気になります！頑張ってください！ (2017年8月29日 21時) (レス) id: d0ec948b8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すんな。
| 作成日時：2017年8月16日 21時
