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(河村side)


『かーくん!おむらいすー!』とキッチンに飛び込んできたA



河村「はいはい、手洗いうがいしなね?」

「はーい」



タタタッと駆けて行ってすぐに戻ってきた



「かーくん」

河村「ん?」

「パパのひ?」

河村「…あー、今週か」

「おむらいす、駿ちゃ、かく」

河村「『駿ちゃん』って書くの?」

「ん」

河村「分かった」



最後の1個、固めに焼いた卵でチキンライスを包んでいく



「ほぁ…すごーね!」



出来たオムライスにケチャップで『しゅんちゃん』と書いていく



「ほぁ…かーくん、すごーい!」

河村「Aのにも『A』って書く?」

「かく!かいてー!」



全員分書き終わったころ、須貝さんと福良が入ってきた



「駿ちゃ!」

須貝「ん?」



オムライスを覗き込んだ



須貝「おぉ、すげーな」



文字的に僕が書いたのは分かってるだろうけど



「せんせーが、パパのひ、って」

須貝「…」

「駿ちゃ、Aのパパ」



そう笑顔で言うA



須貝「…」



須貝さんは何も言わずにAを抱きしめて髪がぐしゃぐしゃになるくらい頭を撫でた



「きゃー、駿ちゃ、め!」

須貝「ごめんごめん」



そう言って身体を離してAの髪を手櫛で整える



「いたーきます」

須貝「いただきます」

河村「どーぞ」

「んー、おいしー!」

福良「ゆっくり食べなよー」





「ごちそーさま!」

河村「はい、よく食べました」

「ふーくん!ぱずる!」

福良「はいはい」



須貝さんと一緒にお皿をキッチンに持っていく



河村「さっき、泣いてました?」

須貝「泣いてねーよ」

河村「意地張らなくていいのに」

須貝「張ってねーって」



『泣きそうではあったけど…』と言った



河村「僕らがいたからでしょ?」

須貝「おう、でも助かったわ、Aに泣いてるとこ見せるわけにはいかねーし」

河村「ま、別に泣いてもいいと思いますけど」

須貝「Aの前で泣くのは、あいつが巣立っていくときだよ」



須貝さんの顔は完全にお父さんの顔だ



河村「絶対卒業式とかで泣きそうですけど」

須貝「言うなよ、自分でも思ったわ」

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(プロフ) - すっごく大好きな物語です。駿ちゃんと女の子(メンバーも含め)家族になれて良かった(′;ω;`) 更新いつまでもお待ちしてます(*´﹀`*) (でも無理はなさらず!)今後も応援させてください!大好きです! (2022年2月17日 7時) (レス) @page17 id: 74296cebb8 (このIDを非表示/違反報告)
青色ブルー - 何度見ても後半から泣けてきてしょうがない。素敵な作品です。 (2022年2月7日 1時) (レス) @page7 id: e4163472c7 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新がんばってください!!!すごくおもしろいと思うます!!! (2021年12月6日 15時) (レス) @page7 id: dc6ef9e765 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明希 | 作成日時:2021年9月15日 17時

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