キミと過ごした日々２

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(福良side)


福良「おかえりー」

須貝「ただいま」

「だだーま！」



『かーくん！おむらいすー！』と走っていくAと『手洗いうがいしろよー』と声をかけている須貝さん



福良「それ、なんですか？」



須貝さんが手に持ってる画用紙を指さした



須貝「あぁ、保育園で描いたんだって」



そう言って見せてくれた



福良「ははっ、そっくりですね」

須貝「だろ？めっちゃナイスガイだわ」




そう言いながら手を洗うために手洗い場に入っていった

画用紙は2枚あって2枚目を見ると男の人、女の人、そして小さな子が描かれた絵
多分、Aと両親の絵だ…

手洗い場から出てきた須貝さんに画用紙を渡した
2枚目を上にして



須貝「…なによ、なんか言いたそうじゃん」

福良「いえ…別に…」

須貝「そりゃ、Aの両親なんだからさ、描くだろ？普通に」

福良「…」

須貝「ちゃんと2枚描いてくれて、俺を描いてくれたんだからいーの」



そう言って部屋に入って行った



「駿ちゃ！」

須貝「ん？」



河村が作ったオムライスの上にケチャップで『しゅんちゃん』と書いてある



須貝「おぉ、すげーな」



Aは文字書けないから書いたのは河村くんだろうな



「せんせーが、ぱぱのひ、って」

須貝「…」



そう言えば今週は父の日だ
あ、だからパパの絵か…



「駿ちゃ、Aのパパ」



そう笑顔で言うA

俺は1回『駿ちゃんはパパだもん』って言ってたの聞いたけど、須貝さんは本人に言われたの初めてだもんな…



須貝「…」



須貝さんは何も言わずにAを抱きしめて髪がぐしゃぐしゃになるくらい頭を撫でた

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