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(志賀side)


オフィスに向かう途中、公園のそばを歩いていたら急に足にボフッと何かがぶつかった



志賀「わっ、大丈夫っ?」



足にぶつかってきたのは小さな女の子で、俺を見上げている

あれ…?

この子、確か…



「…」



その子の目線がだんだん下がっていく

間違ってたらあれだけど…

一か八か…



志賀「駿貴お兄ちゃんは?」

「…!」



俺の言葉にパッと顔を上げた

あ、良かった、やっぱり合ってた



「駿ちゃ、動いちゃめって、でも、Aちゃ、ちょーちょさ、ひらひらーって」

志賀「追いかけてきちゃったんだ?」

「う」

志賀「そっか、とりあえず…」



須貝さんに連絡しないとと携帯を取り出した瞬間『あれ?』と後ろから声が聞こえた



志賀「…?あ、乾くん」

乾「志賀さん、迷子ですか?」

志賀「いや、この子須貝さんの」

乾「あー、この子が、Aちゃんでしたっけ?」

「Aちゃ」

乾「かわいー…あれ?須貝さんは?」

志賀「はぐれちゃったみたいだから、今から連絡するとこ」



そう言いながら須貝さんに電話をかける



志賀「あ、もしもし?あの…」

須貝『悪い!今それどころじゃねー!』



相当焦ってるな…



志賀「あの、須貝さん」

須貝『Aいなくなったんだよ!あー、知らない奴に連れ去られてたらどうしよう!』

志賀「須貝さん!Aちゃん、今僕が一緒にいます」

須貝『は?』

志賀「今どこにいますか?」

須貝『公園の、砂場とかあるとこ』

志賀「あー、じゃあ反対側ですね、反対側の入り口のところにいます」

須貝『マジか、すぐ行くわ』



その言葉通り、すぐに須貝さんは俺たちのところに来た



須貝「この、バカ!」

「っ…!」



須貝さんの大声にビクッと体を震わせるAちゃんはサッと乾くんの足に隠れてしまった



乾「ま、まぁ、須貝さん、落ち着いて」

須貝「俺、動くなよって言ったよな?」

「ぁぃ…」

志賀「須貝さん、Aちゃんも反省してますよ」

須貝「…」

志賀「動いちゃダメって言うのは理解してたんですよ、でも、蝶々を見て思わず追いかけちゃったんですって」

「駿ちゃ…ごめーね…」

須貝「はぁ…まじ…心臓止まるかと思った…」

志賀「とりあえず、ちょっと寒くなってきたので帰りましょう」

須貝「おう」



そしてオフィスに向かった、んだけど…

3→←公園



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明希(プロフ) - 吹雪鬼さん» ありがとうございます! (2020年9月22日 21時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪鬼(プロフ) - とても好きですっ!!頑張ってください! (2020年9月16日 22時) (レス) id: 7938328c9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明希 | 作成日時:2020年9月6日 17時

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