∞ワールド１０ (ページ26)

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６話（大倉side）ページ26

もう…潮時…かな…

『忠義くん？』と甘ったるい声が聞こえて腕に引っ付いてくる女…

大倉「ん…？」

女「ね、シよ？」

そう言って腕を首に巻きつけて顔を近づけてくる…

キスはせーへんって言ったやんか…

顔を背けて腕をほどいた

女「忠義くん？」

大倉「キスはせーへん」

女「なんで？」

大倉「なんででも」

そう言って立ち上がるとそいつも続いて立ち上がった

女「私なんか気に障ることした？」

大倉「別に？」

女「じゃあ…」

大倉「あ、そうや」

女「…？」

指を折り数える

女「なに？」

大倉「もう４回したっけ？」

女「え？」

大倉「じゃあ、終わりやな」

女「なっ…」

大倉「じゃあ、もう俺に近づかんといて？彼女悲しむから」

そう言うと左の頬に痛みが走った

女「最低！」

大倉「その最低な男に色目使ってたんはそっちやん」

女「っ…」

そいつは唇を噛んで廊下を走っていった

そっから今までのやつ全員切っていった

ほぼ全員に殴られたけど…