「好きだよ」 (ページ19)

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・side-fk ページ19

玄関にはたくさんの靴。
え、これ普通に不法侵入じゃないの？

「照！今ならまだ引き返せるから！」
iw「え？」
「ダメだよ！盗みになんて入っちゃ！」
iw「あー！もう！」
照はそう言うと、思いきりリビングに繋がってるであろうドアを開けた。
そこには…

「お誕生日おめでとう！！！！！」

その直後パァンと大きな音がして火薬の臭いがした。
いつものメンバーがそう言ってクラッカーを鳴らした、ということに気づくのに数秒かかった。

iw「ふっかお誕生日おめでとう」
後ろから照にそう言われて、背中を押されながらリビングの中に入った。
テーブルにはケーキやらローストビーフやらご馳走が並んでいて、壁には色とりどりの飾りつけがされている。

「これ、全部俺のために…？」
iw「あたりまえじゃん。
今日の主役はふっかだよ」
dt「さあ、早くおいで。せっかくの料理が冷めちゃうから」
iw「ほらふっか。ろうそく消して」

ろうそくの火を消すと、皆一目散にテーブルの料理に群がり始めた。
おいおい、主役の俺を置いて舘さんと康二の料理かよ。

ru「ママは何が食べたい？」
kj「そんなん、チンジャオロースに決まってるやろ！」
ab「いやそれ康二が食べたいだけじゃん」

sk「まずケーキ切り分けようよー！」
mm「…9等分？」
nb「え、どうやって切り分けんの？」
dt「俺に任せろ」
sk「国王ー！」

iw「ふっか」
照が俺の名前を呼んだ。

「…照。
俺、今すっごく幸せ！！」