30話 ページ30
めめが刺された？お母さんに？なんで？
頭の中に疑問がどんどん浮かんでくる。
大事には至らなかったのだろうか？
tk「命に別状はなかったけど、思ったより傷が深いから念のため入院してる」
「あの…なんで私を呼んだんですか？」
滝沢先生にずっと気になっていたことを聞いた。
tk「目黒から向井を呼んでほしいって頼まれたんだ。向井は私が学校に来なかっただけですごく心配しそうだから、って」
「めめが…」
確かに、すごく心配した。
めめ、私のことわかってるじゃん。たった数回しか会話してないのに。
tk「さあ、そろそろ入ろう。ずっと病室の前にいてもあれだし、目黒が待ちくたびれてしまう」
滝沢先生はそう言うと、ドアを開けて大部屋に入っていった。
「めめ！」
患者衣を着て、ベットから窓の外を眺めているめめを見て、駆け寄った。
mm「あ、康二くん」
来てくれたんだ、と言っためめの手を握る。
めめは少しびっくりしていたけど、振りほどかないでくれた。
「ほんっとに心配したんよ！！…大丈夫なん？」
mm「うん。2、3日したら退院できるって」
「よかったぁ…。その、刺されたって聞いて…」
mm「……」
私の言葉を聞いためめは少し黙って滝沢先生のほうを見た。
あれ、なんかまずいこと言った…？
mm「ごめん。心配かけて」
「ほんとだよ！私と会いたくないから学校休んじゃったのかなとか、ちょっと１日で距離詰めすぎちゃったかなとかすっごく考えちゃったんだから！」
mm「ほんとごめん。
…康二くん、下のお店に友達待ってるんでしょ？」
「え、なんでわかったん？」
mm「窓から康二くんたちが見えたから。
そろそろ面会時間も終わるし、友達待たせるのも悪いから、もう帰ったほうがいいよ。
…滝沢先生も」
「そっかぁ。…めめ、明日も来ていい？」
mm「…うん」
「わかった！じゃあ、また明日な！」
私はそう言って病室をあとにした。
・
side-mm
「…滝沢先生」
康二くんが病室から出たのを確認して滝沢先生に声をかける。
「康二くんに言ったんですか。
私の怪我のこと」
tk「ああ」
「…私の、家庭環境のことは」
tk「言ってない」
「なら、よかったです」
tk「…目黒。向井はお前が思ってるよりはるかに信頼できる人間だと俺は思う。去年担任だった三宅先生の評価も高い。
…お前の苦しみ、わかってくれると思うけど？」
「…言いませんよ。いつ関係が壊れてもおかしくないんですから…康二くんとは」
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貞光(プロフ) - あおいさん» mmは右派の方はあまりいらっしゃらないので、私も嬉しいです！ (2020年4月13日 14時) (
レス) id: e8d1c52f35 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - mmは私右派なんで嬉しいです（） (2020年4月13日 9時) (レス) id: 888c904e00 (このIDを非表示/違反報告)
貞光(プロフ) - ま み た そさん» コメントありがとうございます。これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2020年3月30日 20時) (レス) id: e8d1c52f35 (このIDを非表示/違反報告)
ま み た そ(プロフ) - 初めまして、こんばんは。mmちゃんにょたのお話は見るのが初めてなのですがとても続きが気になりました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月30日 19時) (レス) id: e6986a63c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：貞光 | 作成日時：2020年3月28日 14時
