子犬系男子の日常２

__[Purple side] ページ22

ラウール｢ふっかさん！佐久間くん！これやばい！｣


佐久間｢これは来て正解！ふっかもやろう！｣


｢おー。｣



佐久間とラウールと水上アクティビティを楽しみに来たはいいけど

保護者的立ち位置にいる俺は一体なんなんだ。


いや、水上アクティビティはめちゃくちゃ楽しいんだよ。

でもなにか物足りなさはあってさ。



佐久間｢なんかいつものふっかじゃないよー。｣


ラウール｢ほんとだね。こういう時はしゃいでるのにね。｣


｢えー？そんな事ないだろ。｣


佐久間｢ま、どうせ康二絡みだろうけどねぇ！｣


ラウール｢ま、確かに…康二くんもいたら良かったのになぁ。｣




そうだ。

康二が居ないからだ。

最近何をするにも康二いたもんなぁ。



向井｢かっこいい写真頂きやでっ！｣


｢え？！｣


ラウール｢康二くんだぁ！！｣


渡辺｢俺もいんだけど。｣


佐久間｢なんで2人が？｣


向井｢舘さんと照にぃのクレープとタピオカがめっちゃ美味しかってん。だからおすそ分けに来たんよ。｣


｢なべは？｣


渡辺｢起きたらちょうど康二がここ行くって言うから着いてきた。｣



舘さんと照お手製のクレープとタピオカを囲んで話が盛り上がっていった。



ラウール｢あっ！せっかくだから翔太くんと康二くんもやって行こうよ！｣


渡辺｢え？いいよ、別に。な、康二…って…｣


佐久間｢康二はやる気満々みたいだよー？｣


向井｢しょっぴー、やろうよっ！｣



せっかくだからと誘われた康二と翔太。

翔太はそのつもり無さそうだったけど

康二の目はキラキラしてる。



｢ははっ。…これだなぁ…やっぱ。｣



やっぱこうでないと。

もう当たり前になってるんだな。

康二が隣にいることが。

俺の中で康二という存在はかなり大きくなってる。



｢康二やろうぜっ！｣


向井｢やるっ！！ね、しょっぴーもやるやろ？｣


渡辺｢えぇ…俺も？｣


向井｢ね、お願いっ！｣


佐久間｢康二からのお願い断れんのか？｣



そう言いながら上目遣いで翔太を見つめる康二。

あー、これは康二の勝ちだな。



渡辺｢あーー…やるか。｣


向井｢やったぁ！｣


ラウール｢康二くんこっちこっち！｣



こんなに愛おしいと思える人は康二以外に
これから後どのくらい会えるのかな。

もしかしたら一生会えないとかあんのかな。

だとしたら今をとにかく大切にしたいし
できればずっと隣で一緒に笑ってたいなぁ。

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