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__[過去] ページ42

あれは康二がこの学校にやってきた日。

実は入学式が初めてではなくて

入学説明会が初めての出会い。


その日は部活見学も一緒で俺となべはバスケ部で

そりゃあ真面目に部活に取り組んでた訳です。




渡辺「あー…今日入学説明会だっけ。まためんどくせぇことになってんなぁ。」


「いざこざに巻き込まれんのはごめんだぞ、なべ。」


渡辺「はぁ?ふっかに言われたくないね。」



その当時、部活をやってれば何人もの女子が見学に来て

『深澤くんこっち見た』

『渡辺くんカッコいい』

とか勝手に盛りあがって勝手に揉めて

女子同士で揉めたかと思えば

その気にさせた俺らのせいだとか言われるしで

とにかくイライラすることばっかりだった。


でもその日は違っていた。



向井「うわぁっ!かっこええなぁ、あの先輩たち!」


西畑「ほら、康ちゃん。声大きいって。目立ってんで。行くで。」


向井「待ってやー!…だってほんまにかっこええもん…。」



鬱陶しい女子に紛れて

入学説明会に来ていた康二がいたのだ。

友達に連れられてすぐ出てっちゃったけど。

今思えば康二の横にいたの西畑くんか。




渡辺「ふっ…なんか面白いやついるじゃん。」


「…春が楽しみだな、なべ。」


渡辺「へ?」


「いや、珍しいじゃん。なべが俺たち以外で興味示すの。」


渡辺「確かに…。…決めた。入学式であいつ探し出す。」



基本他人に興味なくて

人を寄せつけないなべが

ここまで人に興味を示すのはものすごく珍しい事だった。

でも確かにあの時から康二には何か惹かれるものがあった。



「でもなべ。気をつけろよ?」


渡辺「なんでよ。」


「俺ら2人、多分評判最悪だから。」



この頃からサボり癖がつき始めて

呼び出されることも。

ちょっとチャラついた見た目と雰囲気のせいでもあるだろうけど。



「俺らが新入生に絡んでたら色々誤解されるんだから。」


渡辺「はいはい。」


「ほんとに分かってんのかよ。嫌な予感しかしねぇぞ。」



数ヶ月後、この予感は当たることになる。

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ゆきみかん(プロフ) - AIさん» お待たせした上にお話も長くなってしまいましたが...楽しんでいただけたようで嬉しいです!またリクエストありましたらいつでも言ってください! (2021年1月2日 21時) (レス) id: 3ac5a094c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - はるるさん» リクエストありがとうございます! (2021年1月2日 21時) (レス) id: 3ac5a094c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - シオリさん» リクエストありがとうございます! (2021年1月2日 21時) (レス) id: 3ac5a094c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - ハトムギさん» リクエストありがとうございます! (2021年1月2日 21時) (レス) id: 3ac5a094c5 (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - リクエストに応えていただきありがとうございます!とても面白かったです。これからも更新楽しみにしてます!頑張って下さい! (2021年1月2日 13時) (レス) id: d28acdd5d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきみかん | 作成日時:2020年12月20日 14時

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