子犬系男子の日常

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深澤｢なべの事、嫌？｣


向井｢…今のしょっぴーは…嫌や…｣


深澤｢康二、怒らないから、ね？教えて？｣


向井｢…の……もん……。｣


深澤｢ん？｣


向井｢しょっぴーは俺のだもんっ！！｣




勢いよく顔を上げた康二からは1粒の涙が零れている。


…ってちょっと待って。


俺の聞き間違えか？




深澤｢康二？どういうこと？｣


向井｢…今日しょっぴーが別の1年生と話しとって……頭撫でてたんやもん…｣


深澤｢えっとー…それが嫌ってこと？｣


向井｢…スキンシップ取るの康二だけって言ったくせに…嘘つきやん…。｣



どうやら俺が後輩の頭を撫でたことが原因だったらしい。



佐久間｢翔太サイテー。｣


阿部｢嘘つきー。｣


岩本｢康二泣かせんなー。｣


宮舘｢…はぁ。｣




そして一斉に責められる俺。

涼太なんてでっかいため息ついてるし…



深澤｢なべのせいだな、これ。｣


｢ふっかまで…｣


深澤｢当たり前だろ？康二泣かせるなら相手がなべだって許さねぇよ。｣


｢ごめんね…康二。あれは頭についてたゴミを取っただけだよ。頭撫でるのも康二だけ。｣


向井｢…ほんま…？｣


｢ほんま。これだけ避けられると寂しいよ。｣


向井｢…俺だけ…？｣


｢うん、ずっとね。｣


向井｢…ごめんね、しょっぴー。｣




そう言うと俺の腰に手を回してピトッと抱きついてきた。




阿部｢無事解決かな？｣


佐久間｢うんうん。にしてもヤキモチ焼きな康二まじ可愛いね。｣


宮舘｢ま、次やったら許さないけど。｣


岩本｢今回は特別だな。｣


深澤｢なべ。この借りはでかいからな。覚えとけ。｣




康二とは無事仲直り出来たけど

5人には頭が上がらずしばらく大人しく過ごした。

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