子犬系男子の日常

子犬系男子［Green side］ ページ1

渡辺｢ねぇ、遅くない？｣


｢いやいや、まだ昼休み始まって5分しか経ってないよ。｣


深澤｢あいつの四限、確か室先生だろ？確実に時間過ぎるやつじゃん。｣




昼休みの中庭。

俺たち2年生組6人は揃っているが

まだ1人来ていない状況。



どうやら四限の授業が長引いてるらしい。

室先生、関西人で面白いんだけど

授業が長引くんだよねぇ。



そのおかげで俺の目の前にいる

ふっかと翔太がうるさい。




岩本｢ふっかと翔太落ち着け。｣


佐久間｢そんな焦んなくてもご飯もあいつも逃げたりしないって！｣


宮舘｢あ、ほら。授業終わったっぽいよ。1年生ぞろぞろ出てきたし。｣




賑やかだった校内が更に賑やかになってきた。

そろそろお待ちかねの人が来る頃かな。




渡辺｢あいつが俺らと同い年なら良かったのに。｣


岩本｢まぁ、無理だね。｣


佐久間｢ただでさえ可愛いのに1年生で年下だから更に可愛く見えるよねぇ。｣


深澤｢でもさぁ、同い年だったらもうちょい守ってやれるじゃん。｣


宮舘｢確かに…1人でいると心配にはなるね。｣



俺らが待っている人は1つ年下の1年生。



翔太がああ言うのも少しわかる。




『ごめんやで！龍太くんの授業長いねんっ！』



さ、お待ちかねの彼がやってきた。

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