君はペット (ページ22)

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ホワホワとしてる彼女にそっと近付けば、頬を膨らませつつも、ゆっくりと優しく後ろから抱き締めてみた

一応、拗ねてますアピールのつもりやねんけど

｢ふふ、康二～～～寂しかったね。よしよし｣

なんて、頭を撫でて来る
寂しかったのは正解やけど、あんなに俺の名前呼ぶのに抵抗あった癖にペットなった途端に呼びまくるやん

お酒飲んだら、ボロが出る言うもんね。
抱き締めてんのに全然嫌がらん、酒の力怖いわ

Aちゃん、滅茶苦茶酒臭い

眠い言うて、俺の腕の中で気持ち良さそうに眠ってしまう飼い主さん

｢ちょっ、Aちゃん？起きてや｣

寝てもうた、マイペースやし無防備やな
今の状況分かって寝たん？

｢世話の焼ける飼い主さんやな、よいしょっ、｣

このままな訳には行かず、彼女を抱き上げ寝室へと足を進めるテーブルの上には空き缶ビールに、食べ終えたお菓子の袋達。

取り敢えず、彼女をベッドの上に寝かせては
ベッドの端に腰掛け寝顔を眺める。

｢本間無防備やな、Aちゃん｣

半開きになった口、赤くなった頬、少し乱れた服からブラのホックが見える。

｢ … アカン、一旦落ち着こ｣

ペットですけど、その前に一人の男やからね。
こんなん拷問やって、布団掛けてそっとしとかな

朝起きたら、ご飯タラ腹に期待してるよ