君はペット (ページ18)

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放り投げてある鞄の中から急いで携帯を取り出す。
メールを確認すると、やっぱり翔太だ。

私から誘ったのに、今更断れないしな …

どうしようかな、何て説明しよ

考えてる内に又鳴り出すインターホン、こうなったらこの子を隠すしか無いか。
何も知らず、キッチンで鼻歌をしながら丁寧に具材を捏ねてる康二。

｢康二、ちょっと中断して。こっち、おいで。｣

康二｢え、まだ出来てへんけどハンバーグ｣

そんな康二の言葉を無視し、腕を引っ張り私の寝室へと連れていく。まさか、翔太でも寝室までは覗かないであろうと。

康二｢何々？怖いて、誰か来たんよな？｣

｢良いから隠れて、お願い。｣

と、彼の背中を押し無理強引に寝室へと追いやる
申し訳ないけど、翔太にはこの状況口で説明してからにしたい。そして、絶対今じゃない。今知らせる事では無い。

意を決して、鍵を開けドアをそっと開けると
そこには少し拗ねた様子の翔太が立っていた

翔太｢返信無し、電話応答無し、遅せえよ｣

｢ごめん！さあ、上がって上がって｣

文句を言う翔太を宥めながらも、家に入れる

お願いだから、物音も立てないでね。
少しだから、我慢しててね。

翔太｢お邪魔～、意外に綺麗じゃん。｣

｢意外にとは失礼な｣

翔太の言葉は耳に入るも、寝室をちょいちょい気にしながら返答するもんだから多分私今凄い怪しいだろうね。

今頃、寝室で寝てくれてたらいいんだけど …