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『今回の件ですが、発端は
「すんごいネーミングセンスだな」
「黄泉比良坂は、生者の住む現世と死者の住む他界。あの世とこの世を繋ぐ境界で、古代出雲神話の中でイザナギが、先立たれた最愛の妻イザナミを慕って黄泉の国を訪ねて行かれるその入口が黄泉比良坂であると伝えられているそうです！」
『検索エンジンからは辿り着けない、独立したサーバー内に設けられたサイトみたいです。それを補助監督が見つけました』
「その悪趣味なサイトは、どういう目的で設置されてるんだい？おもしろ動画が見られるって訳ではないんだろう？」
「そのサイトはある呪詛師への窓口のようです」
「窓口？」
「サイト内の入力ホームに依頼内容を書き込んで送信すると、現金書留の宛先が表示され、商品が購入できるわけです。住所は零細不動産屋の所有する、道内の某物件に指定されていました。二畳一間のシェアハウスだそうで、郵便受けが20個ありました。簡易的な私書箱として後ろ暗い連中が利用しているようですね」
「手口がまるでヤクザのフロントだね。呪詛師の発想じゃない」
「歴史ある家系の呪術師なら、まずこういうルートの発想はなさそうですよね！」
「結局何の通販なんだ？はぐれ呪詛師なら、蝿頭程度の呪霊を祓う呪具でぼったくったり、他人を呪って小遣い稼ぎしてそうだけどな」
すると、どこか言いにくそうに3人が口をつぐんだ。
「どうしたんだい？」
『えっと…』
「死者の蘇生です」
「「…なんて？」」
「そのサイトで販売されているのは、死者の魂を呼び戻す新しい器。反魂人形と名付けられているそうです」
「またセンスのない冗談が出てきたな」
「なるほど。だから硝子は私達に行くよう言ったのか」
「どう言う事ですか？」
「２級呪術師のお前らが出張るような任務じゃねぇってことだよ。悪徳な呪詛師か、そのもどき絡みかと思っていたが、相手は1級か、特級に値する可能性があるな。まぁ、あくまでだけど」
２級術師である自分達に1級、または特級案件の任務が回ってきていた事に3人は驚いていた。先程まで単独で調査できるレベルだと思っていた任務が、1級、または特級案件に跳ね上がろうとしている事を信じられないでいた。
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マニ。(プロフ) - 春うららさん» ✉️。こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています。 (1月5日 19時) (
レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
春うらら(プロフ) - まる??さん» まっったく気付きませんでした…。ご指摘ありがとうございます！助かりました🙇🏻♀️💦 (1月4日 2時) (レス) id: 1cdd555c6d (このIDを非表示/違反報告)
まる??(プロフ) - オリ／フラ立ってますよ。違反になってしまうので、気を付けて下さいね💦 (1月3日 16時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春うらら | 作成日時：2023年12月20日 0時
