第23話．呪いの人形 ページ6
.
北海道へ出張する事になった2年ズは札幌市に来ていた。
「3人で任務って久々だな〜！沖縄の任務以来ずっと都内での任務ばかりだったから、なんか旅行に来た気分だよ！！」
『最南端に派遣されたかと思えば今度は最北端ってなんか面白いよね〜』
「いいですか。遊びに来た訳ではないんですから目的を履き違えないように」
『あははっ。アイス食べながらそんな事言われても説得力ないよ、七海〜』
新千歳空港から札幌市へ到着した時に見つけた屋台で買ったアイスを食べながら3人は移動していた。
「けどさ、今回の任務って僕達3人で行く必要あったのかな？」
「正直、3人も呪術師が必要な案件ではないですね。単独の調査でもこなす事ができるレベルだ」
「それは、多分心配ない案件を、絶対心配ない案件にするためだよ」
「「『！？！』」」
いきなり背後から聞き慣れた声が聞こえ、慌てて振り返る3人の目に映ったのは五条と夏油の姿だった。
『えっ！なんで先輩達がここに？！てか、いつから居たんですか！！』
「最初から。俺らもお前らと同じ便に乗ってたんだよ」
「硝子が君達の任務の詳細を聞いていたみたいでね。急用案件だと言って内容までは詳しく教えてくれなかったんだけど、あいつらには荷が重すぎるから行けと言われ馳せ参じたのさ」
「ちなみに硝子は怪我人の治療で忙しいから居ねーよ」
「え、けど任務は？2人とも特級だし、色々もらってますよね？」
「それなら心配ないよ。悟も私も、今日の分はもう終わらせてきたから」
「先程から携帯の着信音が鳴りっぱなしですが、出なくていいんですか？」
そう七海が指摘をするが、2人は素知らぬ顔だ。
「んで？今回調査するのはどんな呪詛師なんだ？そもそも呪詛師かどうかも曖昧だけど」
『あくまで無視を貫き通すんですね…』
「立ち話もあれなんで、歩きながら話しませんか！」
「そうだね。そうしようか」
立ち止まっていた一行は灰原の提案により再び歩みを進めた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マニ。(プロフ) - 春うららさん» ✉️。こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています。 (1月5日 19時) (
レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
春うらら(プロフ) - まる??さん» まっったく気付きませんでした…。ご指摘ありがとうございます！助かりました🙇🏻♀️💦 (1月4日 2時) (レス) id: 1cdd555c6d (このIDを非表示/違反報告)
まる??(プロフ) - オリ／フラ立ってますよ。違反になってしまうので、気を付けて下さいね💦 (1月3日 16時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：春うらら | 作成日時：2023年12月20日 0時
