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体を起こして座ると、既に2人は地面に座りあぐらをかいて話を聞いていた。
『そうなんだけどさ…。けど自分を責めながら話す人を見てたらそう思わずにはいられなくて。実力も経験も何もかもが足りなさすぎる私に何が出来るのかって考えたら、強くなる以外なかったんだよね。だから格闘技が得意な先輩に体術を鍛えてもらってたの』
「なら僕達も誘ってよ！1人だけ強くなられたら誰が春野を守るんだよ。僕らだって女の子に守られるのは嫌だからね！なんたって男のプライドが傷付く！！」
「呪術も夏油さんが？」
『呪術はたまに五条先輩に教えてもらってた。って言っても、先輩達が特級に昇級してからめっきり減ったんだけどね…。先輩の力になれればと思って始めた事だけど、特級になってから毎日忙しそうにしてる姿を見てると、声を掛けるのも気が引けちゃってさ…』
「そう言う時は僕達を頼ってくれよ！春野もさっき伊地知くんに言ってたじゃん。同じ呪術師で仲間だって！それは僕達だって一緒だろ？同期なんだからなんでも言ってよ！一緒に強くなろうよ！！」
「確かに、私達だけを差し置いて1人で強くなろうとしていた事は許せませんね。互いに励まし合い、共に強くなる。それが仲間でしょう。人は1人でなんでもこなせる程できちゃいない。人という字は互いに支え合ってヒトとなる。よく聞くでしょう」
「あぁ、金髪先生の名言だね！」
「金八です。教師が金髪なんて生徒に示しがつかないでしょう」
一つの事に集中しすぎて周りが見えていない。以前五条にそう言われたのを思い出していた。
「私達は呪術師です。自分の命、家族の命、仲間の命。そして周りにある命。この中で無くなっていい命なんて一つもないですし、私達は死ぬ為に生きてるんじゃない。まぁ呪術師という道に進んでしまった以上、難しい事でもありますが」
「要は、生きる為に生まれてきたんだからこれからも3人で頑張ろうよって事だよ！春野！！」
失っていい命なんて一つもない。死ぬ為に生まれてきたんじゃない、生きる為に生まれてきた。これからも3人で頑張ろう。その言葉達が春野の心に深く響いていた。
『ありがとう2人とも。なんか元気でた！そうだよね、これからも3人で頑張ろう！』
どこかスッキリとした表情を見せる春野に2人も安心した様子を見せては3人で微笑み合うのだった。
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マニ。(プロフ) - 春うららさん» ✉️。こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています。 (1月5日 19時) (
レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
春うらら(プロフ) - まる??さん» まっったく気付きませんでした…。ご指摘ありがとうございます！助かりました🙇🏻♀️💦 (1月4日 2時) (レス) id: 1cdd555c6d (このIDを非表示/違反報告)
まる??(プロフ) - オリ／フラ立ってますよ。違反になってしまうので、気を付けて下さいね💦 (1月3日 16時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春うらら | 作成日時：2023年12月20日 0時
