【呪術廻戦】Blue spring 〜戻れない青い春〜2nd

第27話．玉折 ページ27

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「来週ですが、夏油くんにとある村の調査任務が来てまして。その概要を伝えに。詳しい説明は当日車内でお伝えするので、簡単な説明だけさせて下さい」



そう言われて受け取った資料に目を通した。



任務概要：旧◯◯村の調査
村落内では伝承として、神隠しが語り継がれてきた。しかし実際、住民の変死事件はたびたび起きていることが依頼者の情報、また高専の調査でも分かった。
8割型呪霊による事案であると推測がついたため、さらに詳細な現地での調査、および対象呪霊の祓除を、東京校3年 夏油 傑に命ずる。



「現地での調査と呪霊の討伐ですか」



「はい。今回の任務遂行期間は9月18日〜9月20日の最大3日間となってます。依頼者の自宅一室を貸し出してもらえるよう段取りをしておくので、必要な物があればご自身で用意しておいて下さい。
それと、今回の対象呪霊が夏油くんよりも等級の低い準1級程度と推測されているのと、夏油くん自身の経験値から単独行動での任務となります。この件において何か要望等はありますか？」



「いえ、特には。強いて言えば、もう1人人手が欲しいところですが…」



「すみません。呪術師の人員不足でちょっと…」



「そうですよね。薄々分かっていたので大丈夫です」



「申し訳ございません…。もし何かあれば事前に連絡貰えると助かります。当日は9時に高専を出発しますのでよろしくお願いしますね」



当日の任務の説明が終わると橘花さんは慌ただしく駆けて行った。



「神隠しか…」



以前2年生が請け負った任務も土地神によるものだった為、嫌な記憶を呼び起こすようで気分が悪かった。





それから1週間があっという間に過ぎ、任務当日を迎えた。






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