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ーー高専霊安室
「なんてことはない２球呪霊の討伐任務のハズだったのに…！！クソッ…！！
布越しでも見て分かる五体満足ではない体と、痛々しい傷が残る顔。昨日まで自分に向けられていたその目は固く閉ざされていた。
ーー自分にできる事を精一杯頑張るのは気持ちがいいです！
灰原は素直で人をあまり疑わない性格で、常に周囲に明るく愛想良く振る舞う、呪術師には珍しい
「今はとにかく休め七海。任務は悟が引き継いだ」
「……もうあの人1人で良くないですか？」
術師というマラソンゲーム。その果てにあるのが仲間の屍の山だとしたら？
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ーー医務室
徐々に意識が浮上していく中で感じた薬品の香りに、気を失った事を思い出しながら目を覚ました。
「起きたか」
『硝子先輩…。私は今回何日間眠ってました？』
「その様子だと今回はちゃんと覚えてるみたいだね。ちなみに1日だけだよ」
『そうですか』
「一応怪我の手当ては終わってるけど、頭切ってるから暫くは安静にね。それより驚いたよ。いつの間に反転術式習得したの？」
家入の言葉に全く心当たりがない春野は首を傾げた。
『え、習得した覚えないんですけど…』
「あ〜、なるほど。無意識ね…。左腕折ってたらしいけど骨も綺麗にくっついてたよ。私としては頭の傷も治してほしい所だったけど、まぁ慣れない反転術式と呪力切れ起こしてたら無理だよね〜」
『先輩、七海は…』
「大丈夫。目に異常もなかったしちゃんと見えてる。…頑張ったね。3人で戻ってきてくれてよかった」
先輩の温もりに包まれるが、私の心は冷たいままだった。その後、霊安室で灰原に会った。
『ごめん…』
冷たい頬に触れそう言葉を漏らした。この謝罪は一体何に対しての謝罪なのだろう。思い当たる節はたくさんあった。
ーー気にする事ないよ！！
もしも今目の前に彼が居たらきっとそう言うに違いない。だが、例え周りの人間が許そうとも、私は私自身を許す事はないだろう。
灰原と過ごしてきた日々が鮮明に甦り、一筋の涙が私の頬を濡らした。それを筆頭に大粒の涙がとめどなく溢れ落ちた。
大声で泣き叫ぶ声が暫く響き渡ったーー
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マニ。(プロフ) - 春うららさん» ✉️。こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています。 (1月5日 19時) (
レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
春うらら(プロフ) - まる??さん» まっったく気付きませんでした…。ご指摘ありがとうございます！助かりました🙇🏻♀️💦 (1月4日 2時) (レス) id: 1cdd555c6d (このIDを非表示/違反報告)
まる??(プロフ) - オリ／フラ立ってますよ。違反になってしまうので、気を付けて下さいね💦 (1月3日 16時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春うらら | 作成日時：2023年12月20日 0時
