【ヒロアカ×ＷＴ】ボーダーのS級隊員、問題児になる（？） (ページ10)

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No.125 ページ10

今から緑君の手術が始まる。

私の周りはカーテンで仕切られて何も見えない。

『一体どんな酷い怪我したんだか………』

そういえば、もうすぐお兄ちゃんが迎えに来るんだよね。

春にぃ何か知ってるかな。

ー『もしもし春にぃ、聞こえる？』ー

ー東「A！高熱で倒れたって
　学校から電話が来て驚いたぞ。あと5分くらいで
　着くと思うからもう少し待っててな。」ー

ー『………分かった。待ってる。』ー

もしかしてリカバリーガールの言ってた

私のお兄さんって春にぃのことかな。

きっとリカバリーガールの勘違いだ。

………ちょっと期待してたのにな。

リ「迎えが来る前に熱を測ってもらっていいかい？」

『はい。』

リ「………36℃代！？も、もう1回測ってごらん。」

―――――2回目

『36.6℃です。』

リ「本当に寝ただけで治ったっていうのかい………？」

『今なら全力ダッシュだってできると思います。』

リ「熱は下がっても病み上がりなんだからおやめ！
　他に体調の変化は？頭痛とか吐き気とか。」

『吐き気が少しありますがもうほぼ治ったも同然です。』

リ「だったら迎えが来るまで寝てな。」

『はーい。』

元気なフリしてれば保健室から出られると思ったのに。

実際、熱は下がったけど吐き気は増す一方。

でも、保健室の人が私とリカバリーガール以外

誰もいないから少し良くなったかな。

リカバリーガールに言われたし、もう1回寝よ。