No.？？？ ページ4
人使負けちゃった………
試合終わったあとは私も拍手した。
人使のクラスメイト？が話しかけている。
私も人使と話したいけど………
私の席はあの人たちからはなれているし、
クラスちがうから話しかけるのむずかしい………
そうだ。人使に直接おつかれ、って言いに行こう！
思いっきり頭なでてあげよ！
だけど人使に会えるのはどこなんだろう………
ま、歩いていればそのうち見つかるよね。
歩いて数分―――――
『ん？こっち行けば良いのかな？』
かんばんの矢印の向いてる方に歩きだす。
よくわからないままずっと歩いてつかれたなー
なんか体がだるいし…………
『！』
いたっ、こけちゃった。
あつい………
それに頭にモヤがかかった感じがする………
上手く立てない………
あ、こういう時トリガーを使えば良いんだっけ。
ちょうし悪くても少し元気になれるんだよね。
えーと、変身のやり方………
心「あれ？Aじゃん。
こんなところに座りこんで何してんの？」
『人使！あのね、人使におつかれ、って
言いたいからさがしてたらこけちゃって！
あ、あと頭いっぱいなでたい！！』
心「それでわざわざ来てくれたの？」
『うん！』
心「そっか、ありがとう。
じゃありとりあえず立とっか。」
人使の手を借りて立とうとしたら、
ふらついて上手く立てなくて、
人使の体にもたれかかってしまった。
心「っ、ちょっ、大丈夫？」
『やっばぁ、もう時間ないや………』
心「………？」
『えと、人使。まずは試合おつかれ。
すごくかっこよかった！』
心「うん。ありがとう。でも、まだまだだよ。
Aの分も、って言ったけど初戦敗退だし。」
『そんな、ことない！人使はがんばっ、た！！
私がおつか、れ、のあたま………』
人使の頭なでたかったけどもう、だめかな………
頭をなでようとした私の右手が力なく落ちた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紺平糖 | 作成日時：2023年9月4日 11時
