No.1？？ ページ3
『………間に合った。』
私が着いた時、試合はまだ始まっていなかった。
良かった………
近くで彼を応援したくて、1番前の席に座った。
すごくドキドキしてきた………心臓口から出そう。
マ「色々やってきましたが！！
結局これだぜガチンコ勝負！！
頼れるのは己のみ！
ヒーローでなくともそんな場面ばっかりだ！
わかるよな！！
心・技・体に知恵知識！！
総動員して駆け上がれ！！」
ついに始まる………！
人使、ガンバレ………！！
マ「一回戦！！成績の割に何だその顔
ヒーロー科 緑谷出久！！
ごめんまだ目立つ活躍なし！
普通科 心操人使！！」
ちょっと、人使のせつめい下手すぎ。
他にもっと言うことあるでしょ。
むー、あの人怒りに行こうかな。
マ「うぉっ、何か急に寒気が………
えー、ルールは簡単！
相手を場外に落とすか行動不能にする。
あとはまいった、とか言わせても勝ちのガチンコだ！
ケガ上等！！こちとら我らがリカバリーガールが
待機してっから！！道徳倫理は一旦捨ておけ！！
だがまぁもちろん命に関わるよーなのはクソだぜ！！
アウト！ヒーローは
捕まえる為に拳を振るうのだ！」
マ「レディィィィィイ
START!!」
人使が始まってすぐ、“個性”を使って
相手の人を停止させた。
その人はくるり、と体の向きを変えて歩き出した。
このまま行けば、人使が勝てる………！
本当に、本当にあと一歩、その足が線をこえれば勝てる
………はずだった。
とつぜん強い風がふいたと思ったら、
相手の人は人使の“個性”を解いて自由になっていた。
人使がしゃべらせようと色々言ってるけど
相手の人はだまったまま人使に攻撃をする。
さいごは相手のひとが人使を投げて、
人使を場外に出して試合は終わった。
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作者名：紺平糖 | 作成日時：2023年9月4日 11時
