No.120？ ページ49
心「………少し変な話して良いか？」
『良いけど………急にどうしたの？』
心「俺の中で貴望はずっとあの時のままだからさ。
今のAは一瞬他人みたいに思えるんだ。」
『え、』
心「元々“個性”だってヒーロー向きじゃない、
ヒーローの事全然興味ないって言ってたから。
良かったな、良い夢見れて。
“個性”も上手く扱えてるし、羨ましいよ。」
羨望、嫉妬、そしてそれを覆う程の悔しさ。
騎馬戦の時から少しだけど感じてた。
今こうして真正面から言われると………
『………そんなことないよ。楽しいけど苦しくて、
幸せだけど辛い………そんな
心「ご、ごめん。言い過ぎた………」
『ううん、気にしないで。
それよりも、もうすぐ休憩終わっちゃうよ。
人使はこの後もあるんだから頑張って！』
心「うん。Aの分まで頑張るよ。」
『っはー、さっきのは効いたな………』
ちょっと寝よ。人使の応援までには起きれるでしょ。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
八「…ねさ………世金………！世金さん！！」
『………ん、？』
耳「早く行かないと試合始まっちゃうよ。」
葉「初戦緑谷くんだったし応援しなきゃ！」
芦「相手って確か………」
蛙「この間クラスに宣戦布告してきた人よね。」
麗「Aちゃんも行こ！」
差し出された手をとる。
ぼーっとした頭ではよくわからないけど
行かなきゃいけないみたい。
みどりや………？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紺平糖 | 作成日時：2022年8月1日 7時
