私はお母さんじゃない！ (ページ4)

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たぁーくんを抱っこしたまま下に降りる。

隆「あ、姉ちゃんおはよう」

貴「隆平おはよ。今ご飯出すからたぁーくん渡してもええ？」

隆「うん、ええよーたぁーくんおいでー」

ちょうど隆平が起きてきたタイミングやったからたぁーくんを任せて2人のご飯を準備する。

忠「Aちゃーん！たぁーくんいっぱいねー」

貴「はいはい」

知ってますとも。少し多めに盛ったご飯をたぁーくんの前に出す。
隆平のも用意をしたタイミングで章ちゃんと亮ちゃんが食べ終わったみたい。

章「Aちゃん、章ちゃん食べたぁ」

亮「亮も食べたぁ」

貴「あれ？亮ちゃん、野菜ちょっと残ってるで？」

いや、正確にはちょっとどころか多分手すらつけてないやろ。

亮「やって亮もう食べられへんもん…」

貴「そうなん？ほんなら、これだけ一口食べてほしいなぁ…これ今日Aちゃん頑張って作ったんやけどなー…」

そう言って亮ちゃんが残してたサラダをフォークに刺して口に持っていくと渋々ながらも口を開けてくれる。

貴「すごーい！亮ちゃん野菜食べれたやーん！よし、ご馳走さましてええよ！」

亮「ん…」

半分涙目になりながらも一口はサラダを食べてくれたしまぁええやろ。朝からあんまり言うても可愛そうやしな…

そんなことを思いながら双子の食べた食器をキッチンに下げる。
それから双子とたぁーくんの保育園の準備をする。

隆「あー！姉ちゃん、たぁーくん飲み物こぼした！」

貴「あちゃー…あ、信にぃちょっとそこの雑巾取って！」

信「ん？これか…ほい！」

忠「Aちゃん！たぁーくん冷たーい！」

貴「ホンマやなぁ…お着替えできる人どーこだ？」

忠「あーい！」

貴「お？たぁーくんお着替えできるん？ほんなら、侯にぃのとこ行ってお着替えしてきてくださーい」

忠「わかっちゃーたぁーくん行くねー」

貴「侯にぃ！たぁーくん食べ終わったから着替えさせといて！たぁーくんの服そのまま洗濯機入れてええから！」

侯「ん…たぁーくんおいでー着替えるでー」

とりあえず保育園の着替えを侯にぃに任せてさっさとたぁーくんがこぼした飲み物の片付けを済ませる。
朝は時間との勝負やからね。まぁ、家は朝は8割くらい誰か飲み物なり食べ物こぼすからさすがに片付けは慣れてくるし。