私はお母さんじゃない！ (ページ3)

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章・亮「…ZZZ」

いやーん！我が弟ながら可愛い寝顔…
もう天使や！このまま寝かせておいてあげたいんやけどごめんな…保育園があんねん…

貴「章ちゃーん、亮ちゃーん。起きてー朝やでー」

章「んー…」

亮「…」

章「ん…朝ぁ？」

貴「そうやでー朝やからもう起きる時間」

章「そっかぁ…おはよー」

貴「はい、章ちゃんおはよう」

割とすんなり起きる章ちゃん。朝からふわっふわの笑顔で笑ってくれんねん。
それと対称的なのが双子の亮ちゃん。てか、まだ起きてすらおらんし。

貴「亮ちゃん？起きて？朝やで。保育園行く時間」

亮「んー…やぁ…」

貴「嫌とちゃうよーもう章ちゃんは起きたでー？」

亮「亮起きられへん…」

貴「あかんでー起きな遅刻してまうよー」

亮「抱っこで起きるぅ…」

貴「しゃあないなー下行くまでやで？」

そう言って亮ちゃんを抱き上げる。

貴「章ちゃん、1人で下まで行ける？」

章「うん！章ちゃんへーき！」

貴「ほな、手だけ繋いで行こか」

章「うん！」

そんなんで双子を下まで連れて行きご飯を食べさせる。
さて、私はもう一回上に戻ってもう1人のチビも起こさな…

私の部屋に行くとぐっすり眠る横山家の末っ子。あ、まぁ戸籍は一応すばるくんとやけどもう兄弟みたいなもんやから私は勝手に横山家の末っ子って呼んでる。

貴「たぁーくん、起きてー！朝やでー！」

忠「…ZZZ」

軽く揺すってみても全く起きる気配なし。

貴「おーい！たぁーくーん」

忠「…ZZZ」

さすがたぁーくん。全然起きない。でもね、私は知ってるよ。たぁーくんがすぐ起きる言葉。

貴「たぁーくーん。ご飯の時間やから起っきするでー」

忠「ん？ごあん？」

貴「そーやで。もう朝ごはんの時間やからたぁーくん起っきしようなー」

忠「たぁーくん起っきするぅ！」

貴「はい、よろしい。じゃあご飯食べるのに下行こうか」

忠「あーい！Aちゃん抱っこー！」

貴「はいはい…」

あんだけ揺すっても起きなかったのにご飯で起きるってどーなの…？しかも寝起き最高やしニッコニコやん。まぁ、起こす方は楽やからええけどさー…