・ ページ13
side:Hidaka.U
「…キス、しよ」
そう開かれた大昇の口。
まさかそんなこと言われるとか思ってなくて、言葉出ないし、
ほんとに、心臓はち切れそう…
「ダメ?」
ちょこっと上目遣いで見てくる大昇。
「…いいよ、でも、俺から、する…から」
全然目が合わせられない。
顔も熱い。
「…うん、わかった」
そう言ってスッと目を閉じる大昇。
片手を大昇の肩に添えて、ゆっくり近づく。
「…っ」
ほんの少し、重なる唇。
心臓持たないから、すぐ離すと、開かれる大昇の目。
「…終わり?」
「うっ、うるさい、無理だよもう」
フッと力が抜ける。
はぁっと心を落ち着かせてると、頬に添えられる大昇の手。
「…え?」
大昇の方を向くと、再び重ねられる唇。
びっくりして目を見開くけど、
角度を変えながら軽いキスを何度も落とされて、
どんどんとろんとしてくる俺の目。
「たいしょ、っ…」
さすがに苦しくなって、トントンと肩を叩くと、
銀の糸を引きながら離れていく。
「はぁっ、はっ…」
「気持ちよかった?」
「ばか!今日は俺からって思ってたのに」
結局大昇に持ってかれる。
「だって飛貴遅いんだもん」
「しょうがないでしょ!!」
「はは、ごめんごめん」
ちょっと腹立ったから、そうやって油断してる大昇の頬にキスをしてみる。
すると目をまんまるにして驚く大昇。
そんなのお構い無しに俺は口を開ける。
「ねえ」
「うん?」
「…生まれてきてくれて、ありがとう」
「大好きだよ」
「俺は愛してる」
そう言って、2人で笑いあった。
素敵な誕生日に出来たかな?
152人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HiHiJets」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛(プロフ) - 嬉しいです。ありがとうございます。またリクエストさせて下さい。 (2018年11月5日 23時) (レス) id: 34a164816f (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - ありがとうございます。 (2018年10月27日 20時) (レス) id: 34a164816f (このIDを非表示/違反報告)
ぷ わ(プロフ) - 凛さん» 了解です!今しばらくお待ちください。 (2018年10月27日 20時) (レス) id: 3124410e32 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - リアルでお願いいたします。 (2018年10月27日 19時) (レス) id: 34a164816f (このIDを非表示/違反報告)
ぷ わ(プロフ) - 凛さん» かしこまりました!リアルとか学パロとか特にありませんか? (2018年10月27日 19時) (レス) id: 3124410e32 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷ わ | 作成日時:2018年7月4日 0時