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あっちぃ……
俺の誕生日は毎年溶けそうなくらい暑い。
誕プレ？
クーラー……扇風機……
アイス……
一人暮らしの狭いアパートで
床に大の字に寝転びゴロゴロする休日。
なんもしたくねー……
けど、後もう少しで小瀧とかいう幼なじみが来る。
小瀧は幼稚園から一緒で、就職している会社も科は違うものの同じ。
んな長い付き合いのあいつが、急に電話をかけてきて、
「やっぴー！誕プレ持っていくわじゃぁな」
なんとも一方通行な内容でやけど、
もう慣れた。
それはともかく
「あちぃ……」
ミンミンうるさいセミの声にイライラしながら、
ただ、暑い
生活をするだけの箱の中で
ボソッと、呟いた。
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作者名：ゆらら
| 作成日時：2018年11月25日 22時
