Jealousy《 Yoshinori.M 》 ページ9
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『 ただいま〜』
…
『 あれ?良くんいないのかな? 』
ソファーに荷物とコートを置こうとすると
そこには寝転んでる良くんがいた
『 いるじゃん! 』
『 ただいま!』
「 … 」
『 え、どうしたの?良くん? 』
「 …今、俺拗ねてるから 」
『 え? 』
「 朝、起きたらジャニショやらグッズの写真、机にばらまいとったままやったやろ 」
『 あぁ、そう言えば… 』
『 あ、ごめん汚くしたから? 』
「 そんなちっちゃい事で拗ねませんよ 」
『 じゃあどうして? 』
「 … 大吾と丈くんの写真多すぎへん? 」
「 俺だけちゃうの? 」
と言いながらソファのクッションに顔を埋めて目だけを出し、こっちを見ている
寝転んでいたと思ったら
いきなり立ち上がり
「 …みんなかっこいいのは分かるよ 」
「 でも心配になるやんか 」
「 聞いてます? 」
と私の肩に両腕を回し、覗き込んでくる
「 ほんま、はぁ、 」
「 むっちゃ寂しくなってしまったんやけど、どないしてくれますか 」
『 … 良くんに好きっていっぱいいう 』
「 あぁ、それも捨て難い 」
けど足らんなぁ なんていう良くんは楽しそうで、意地悪な顔をしてた
ふはっ といつものように笑うと
「 どうやって機嫌直してくれるん? 」
なんて聞いてくる良くんの顔は拗ねてなんかいなくて
「 じゃあヒント 」
んっ
って言いながら目を閉じて待っている
初めて私からするんじゃ… と思いながら、緊張していると
「 ねえ、まだ? 」
『 も、もうすこし … 』
「 もう待てへんよ 」
なんて低い優しい声が聞こえた瞬間
肩に回されていた手が頭に、もう片方は体を包み込むように回され、
唇が重なった
離れようとするも
しっかりと抑えられ、離れられない。
いつも優しくキスしてくれることが多い良くんが
長く深いいつもとは違うキスにドキドキしていた
『 …く、くるし 』
と呟くと 良くんは離れる際に自分の唇をペロッと舐め、
ごちそうさま といいながらクシャッと笑って頭を撫でた
そんな良くんに
『 写真ちゃんと見てみて、全部良くんが写ってるの 』
というと
ごめん〜と笑いながら
長い髪がサラリと落ち、私の肩に項垂れる良くんでした
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ずん(プロフ) - めーさんさん» コメントありがとうございます!!続編の方もぜひよろしくお願いします! (2019年4月6日 1時) (レス) id: aa3a7f5d26 (このIDを非表示/違反報告)
ずん(プロフ) - senaさん» コメントありがとうございます!!続編の方も正門くん大量出現すると思いますので、是非よろしくお願いします!! (2019年4月6日 1時) (レス) id: aa3a7f5d26 (このIDを非表示/違反報告)
ずん(プロフ) - 奏さん» わざわざコメントありがとうございます!!是非続編作らせて頂きます!! (2019年4月6日 1時) (レス) id: aa3a7f5d26 (このIDを非表示/違反報告)
めーさん(プロフ) - 続編読みたいです! 続編楽しみにしています! (2019年4月5日 17時) (レス) id: 50652b31e7 (このIDを非表示/違反報告)
sena(プロフ) - 続編ぜひ読みたいです!正門さん多めすごく嬉しいです(笑) (2019年4月5日 10時) (レス) id: 603ee3830c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ずん | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2018年11月1日 21時