遅い帰り時間 《 Kyohei.T 》 ページ11
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ﾋﾟｰｰｰｰｰｰｰｰｯ
という音が体育館に響き
顧問の元へ部員が集まる
〈 後３日で大会だ、各々コンディションは整えておくように。今日は終わりだ！ 〉
お疲れ様でした！！！！！
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「 もう大会かぁ、頑張らな 」
なんて言うのは、キャプテンの恭平で
「 あ、マネ 」
『 な、なに！』
「 試合、はちみつレモン作ってきて。」
「 俺好きやねん 」
よろしく と言って部室に戻っていく恭平
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『 今回の大会で負けたら部活も終わりか… 』
そう思うと寂しくなる
バスケ部の皆、好きだし
何よりバスケをしている恭平の事が…
なんてそんなこと思ってる暇ないか
よし！！と気合を入れ直し、
今日はボール磨きかなぁー！
なんて思って、体育館倉庫へ行く
３年間みんなが使っていたボール
パワーちょうだいね
と言いながらひとつずつ磨いていく
思ったより数多いなぁ…
外を見てみるといつの間にか日は落ちて
真っ暗になっていた
時計を見ると
『 ２０時！！？』
『 そんな時間たってたんだ… 』
今日はここまでにしよう
マネ室へ行こうと部室の横を通ると
電気は消えていた
制服に着替え、
外へ出ると
息が白い。
『 さむ 』
思わず、マフラーに顔を埋める
階段を降り、校門を出る
駅へ向かおうとすると
.
「 おい 」
声のする方を見るとそこには
しゃがみこんでいる恭平がいた
『 な、なんでいるの！』
「 倉庫がずっと灯りついてるし 」
「 部員全員おんのに誰やろ、思ったら 」
「 マネ室にお前おらんし 」
「 こんな時間まで何してん 」
『 あ、ボール磨いてた 』
『 なんで恭平今までいたの？ 』
と聞くと
「 女の子１人でこんな時間危ないやろ 」
「 駅まで送る 」
『 や！帰って！』
と言っても
嫌や と断固受け入れてはくれない
「あぁ、もうほら行くで 」
と私の手を取って、恭平のポケットへ入れられる
「 冷たすぎん？笑」
と笑って私の顔を見る恭平に
思わず下を向くと
そういう反応ずるない？
と言いながら
私の顔をのぞき込むように顔を近づけて
可愛いなぁ
と優しい声で言い はは、と笑う恭平に
優しく引っ張られながら歩く寒い日の事。
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ずん(プロフ) - めーさんさん» コメントありがとうございます！！続編の方もぜひよろしくお願いします！ (2019年4月6日 1時) (
レス) id: aa3a7f5d26 (このIDを非表示/違反報告)
ずん(プロフ) - senaさん» コメントありがとうございます！！続編の方も正門くん大量出現すると思いますので、是非よろしくお願いします！！ (2019年4月6日 1時) (レス) id: aa3a7f5d26 (このIDを非表示/違反報告)
ずん(プロフ) - 奏さん» わざわざコメントありがとうございます！！是非続編作らせて頂きます！！ (2019年4月6日 1時) (レス) id: aa3a7f5d26 (このIDを非表示/違反報告)
めーさん(プロフ) - 続編読みたいです！ 続編楽しみにしています！ (2019年4月5日 17時) (レス) id: 50652b31e7 (このIDを非表示/違反報告)
sena(プロフ) - 続編ぜひ読みたいです！正門さん多めすごく嬉しいです(笑) (2019年4月5日 10時) (レス) id: 603ee3830c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずん | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年11月1日 21時
