冷たいけど、温かい

フリーマーケット ページ43

真白「悠介起きて〜！」

真白は寝ている悠介の背中に乗る

悠介「なんだよ・・・」

休みくらい寝かせろっての･･･

真白「着替えて！今日は加音町フリーマーケットっていうのがやるんだって」

悠介「フリマかよ」

真白「知ってるの？大人だな！行こうよ！」

悠介「なんでだよ･･･。俺達、何も売る物ないよ」

悠介は布団に潜り込む

真白は布団をバサッとどかす

悠介「おい！」

真白「売ってみたい！お手伝いしようよ」

悠介「･･･面倒臭いな･･･」

真白「行こうよ！音符探しにもなるかもしれないよ！だって人が沢山いるんだもん」

悠介は目を光らせる



加音町フリマ

響「あっ！おはよう！」

真白「おはよう〜」ニコ

悠介「･･･」キョロッ

悠介は音符探しに没頭中

ハミィ「カップケーキが食べたいニャ！」

「？」

エレン「喋る猫なんですよ」

真白「あっ、ハミィ･･･」

悠介「またやらかしたのか」

真白は笑っている

悠介はあきれている

悠介「･･･」

奏「あとで、奏太が来るから」

・・・

ハミィ「大安売りにゃー！」

女子「この子！一緒におうちに帰りたいって！」

母「これもらえる？」

ありがとうございました！

真白「人沢山来たね」

悠介「ホントだな。良い物なんて売ってないのに」

奏太「繁盛してんじゃん！」

奏「奏太！」

響「アコちゃんも来てたんだね！」

奏「奏太！お母さんが探してたわよ！お店の手伝い！」

奏太「いっけね！ごめん、アコ。俺店番だった」

アコ「別にいいわ。私ももう帰るつもりだったし」

響「これ、アコちゃんに似合うと思うんだけど･･･。どうかな？」

アコ「･･･遠慮しとく。じゃあ」

奏太「アコ！また明日学校でな！」

悠介「ん？あれは･･･」

トリオ・ザ・マイナー

響「一曲聴いていってください」

悠介「･･･ヒーリングチェストが･･･」

あいつらには渡したくない･･･

悠介「あっ。そうだ」

あいつらが盗った後に、俺が盗れば･･･

みんなには変に思われない

だって、盗ったのはあいつらだし

バスドラ「行くぞ！」

「「おー！」」

悠介「！？」

女装･･･！？

ヒーリングチェストが盗まれて・・・→←もう・・・会えないかもしれない

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