あのガキ ページ36
真白「気にしないで。あー言ってるけど、悪いと思ってるから」
本当にそうだろうか
悠介の本性を知らない真白だから言えること
奏「私、悪いこと言っちゃった…」
奏は落ち込む
響「…」
響はさっきから何も言わない
そっとしておいたほうがいいと思った三人は
「ちょっとお茶買ってくるから待ってて」
といい外に行く
響「…うん」
┃
┃
悠介「早く来ないかな…ミューズ」
あいつに会いたい
返してもらわなければならない
あいつ、仮面かぶってるからな
よく顔が見えない
察知できん
俺はいろいろな魔法が使えるんだ
モノを操ることだって可能
人を殺めることもな
意図も簡単にできてしまう
ブラックランドの王子なんてみんなそうなもん
俺の代が
一番特別だけどな
あのプリキュアがいる
すごく楽しくて仕方がない
今までにない敵がいるんだ
俺も真の力を発揮することができる
悠介は思わずにやける
悠介「楽しみだな」
「貴方、あのときの」
不意に隣から声がしたと思ったら
ランドセルを背負った小さなガキがいた
調辺アコ
アコ「こんなところで何してるの？そんな薄着だと風邪ひくんじゃない？」
悠介は、黒シャツ一枚
肌着は着ていない
悠介「俺、風邪ひいたことないから」
アコ「嘘でしょ？」
悠介「ホントだよ」
アコは悠介の隣に座る
アコ「まだ許したつもりじゃないからね」
なんのことだ？と記憶をこじらせていると
「私を罵倒したこと」と頬をふくらませていう
悠介はホントに忘れていた
悠介「あー。あったね。そんな時期が」
アコ「何ヶ月ぶりかしらね」
悠介「四ヶ月」
アコ「真白のほうは毎日見かけたけど、貴方はいなかったのよね」
悠介「先輩を名前でいえるほどの仲になったんだな」
アコ「…貴方悠介だったっけ？」
悠介「それがなんだ」
アコ「貴方のことも、名前で呼んであげようか？」
悠介「なんでもいいよ。呼び名なんて…」
アコ「じゃあ悠介ね」
無愛想に見えて案外コミュ力あるな
悠介「お前、いつも無愛想なのに」
アコ「いいでしょ。別に…」
悠介「男子が好きなのか？」
アコ「馬鹿なこと言わないでくれる？」
アコは悠介を少し睨むと、
海を見ながら話し始めた
アコ「なんでだか…
真白と悠介には
初めて会った気がしない」
悠介は、西の地平線が沈み始めるのを
じっくり眺めた
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凌馬 - 光希さん！そう言ってくれるととても励みになります！ありがとう！受験が終わったらまた書き始めるので、よろしくお願いします。 (2018年2月17日 23時) (
レス) id: 28dc1379fe (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - めっちゃ面白かったです！次の更新楽しみにしています！ (2017年12月26日 10時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凌馬 | 作成日時：2017年8月5日 16時
