遺伝 ページ16
真白「工藤真白です!」
悠介「・・・」
真白「こっちが、久保寺悠介!よろしくお願いします!」ニコ
「キャ〜♡」
真白「ほら悠介。挨拶」
悠介は挨拶をせずに、自分の席に座る
奏の隣だ
奏「・・・」
悠介「・・・」
「なんかあの二人絵になるよね・・・」
「奏美人だもんね〜」
「イケメンと隣とか・・・羨ましい!」
「奏だから憎めない!」
悠介「」
うるさいな・・・
どこに行っても女子は騒がしいよな
真白は真白で脳天気だし・・・
どうせ休み時間女子とつるむんだろうな
まっ
一人でいられるからかなり楽だけど
なんであいつ、あんなに元気なんだろう
ブラックランドの王子の癖に
やっぱり、遺伝なんだろうな
遺伝
いつか、気付くよな
真白王子
先生「えー・・・それじゃあHR終了!休み時間に入ってください」
よしっ!屋上に!
「久保寺くーん!!」
女子の大群が悠介を取り巻く
「はじめまして!」
「前はどこの学校にいたの?」
「好きな食べ物とかは!?」
「お弁当作るよ!」
「私も!」
悠介「っ!」
真白「モテモテだね〜」
響「だね。ていうか、真白の所にみんな来ると思ってたんだけど」
真白「次の時間に来るよ」
響「?」
悠介「悪いけど、全部黙秘」
「・・・」
女子は反応に困っている
悠介「俺、女子嫌いなんだよね。話しかけないで」
悠介は教室を出る
奏「・・・」
「なんか・・・」
「悪いことしちゃった?」
「イケメンってみんな女子嫌いだよね〜」
「つきまとわれすぎて、疲れるから嫌いとか?」
「あーあるよね〜」
響「・・・本当だ」
真白「ね?悠介、ホワイトランドでも女子とは絶対喋らないんだ。君たちとは、喋ったと思うけど」
奏「あと、アコちゃんね」
響「おー奏」
奏「・・・ホワイトランドって、どういう国なの?」
奏は、真剣な顔をして真白に質問する
真白「とにかくみんな明るいね。ニコニコしてる」
奏「ブラックランドは?」
真白「俺んとこは・・・悪戯が多いね。とにかく心が黒いんだよ」
奏「・・・そうなんだ」
響「じゃあ、逆じゃない。悠介くんがブラックランドの王子とか?」
真白「そりゃあないよ。だって俺の生まれた場所はブラックランドで、悠介ホワイトランドだもん。市役所行っても変わらないっしょ」
奏「実際行った?」
真白「いや?でもわかる。許可がないと他国には入れない」
響「へー」
奏「・・・」
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凌馬 - 光希さん!そう言ってくれるととても励みになります!ありがとう!受験が終わったらまた書き始めるので、よろしくお願いします。 (2018年2月17日 23時) (レス) id: 28dc1379fe (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - めっちゃ面白かったです!次の更新楽しみにしています! (2017年12月26日 10時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凌馬 | 作成日時:2017年8月5日 16時