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お酒のせいか、後ろに当たるジョンヒョンも嫌じゃなくて。
少し早い鼓動が背中から伝わってくるのが安心する。
それでもやはり一人で眠ることに慣れてしまった身体はずいぶんな窮屈さを訴えてきていて。
「‘’内蔵が出そうです。”」
「‘’そんな力入れてないよ。”」
こそこそと薄暗い部屋で同じベッドに入り耳元で話すなんて、まるで恋人同士のそれなのだけれど、どうしたってそんな空気はなくて。ドキドキしないわけじゃない。
今だって、自分の鼓動でベッドが揺れているんじゃないかと錯覚するほど。
一人ドキドキ胸を高鳴らせるのも悔しいし、何事もないように振る舞うけれど、なにか仕返しでもしてやりたい。
くるりと身体を反転させて向かい合う。
「‘’ん？”」
優しい顔と声。こんなの女の子が見たらイチコロなんだろうな、と思う。
「‘’壁を向いてるのはつまらなく、寂しいので。”」
特に驚きもしないのがまた……。
ジョンヒョンの真似をして腰あたりに腕を置いて、もう片方は自分の頭の下。
それにはさすがに驚いてくれたようで、目がまん丸くなった。
「‘’オッパを困らせないで。”」
「‘’困らせてませんよ。同じことをしたまでです。”」
我ながら勝ち誇った顔をしているだろう。
すると、ジョンヒョンがまた悪い顔をするから、嫌な予感がして急いで腕を退けようとしても遅かったようで。
するすると腰を抱いていた腕が上がってくる。
背骨の数を確かめるように指を這わせたり、手のひらで大きく撫でたり親指が擦るように行き来したり。
真似してみろ、とでも言うように顎をくいっと上げた。
「‘’……負けました”」
「‘’ふふ、やった。でも、Aさん、”」
「‘’はい？”」
「‘’男と同じベッドに入ってまで無防備すぎるよ。”」
こつっとおでこをつつかれて馬鹿とまで言われて一層の敗北感。
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ヨシハラ。(プロフ) - ゆいさん» こちらこそ本当にありがとうございます。頭と最後だけ先に出来てしまったのでこれから中腹は恋愛のお話が続くかと思いますし、本当に自己満足の産物なのでこれに触れるのはどうかとも思ったのですが…温かいお言葉を頂き…嬉しいです。ありがとうございます。 (2019年8月4日 0時) (
レス) id: 386df9962a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初めまして、本当になにを言えばいいのかわからないですけど、この小説を書いてくださってありがとうございます。本当に本当にありがとうございます。これからも更新頑張ってください、応援してます。 (2019年8月3日 23時) (レス) id: 624d11c40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨシハラ。 | 作成日時：2019年7月29日 12時
