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「何日に帰るの？」
「んー、明日の朝。」
「えっ！唐突すぎない？」
あまりにものんびりしているりくにいつ戻るのかと問えばまさかの明日だという。
「に、荷物は？」
「もう詰めてあるよ。」
「空港までどうやっていくつもりだったの？え、どうして言わないかな？」
「朝言おうと思ったの。」
子供みたいな言い訳を、と思いつつ、急いでスマートフォンを取り出した。
明日の予定を確認して、どうにか一人で行けないかとマネージャーのオッパ電話越しに頭を下げまくる。
「別にいいのに。」
「良くない。もう…びっくりした。明日送ってくよ。何時の飛行機？」
「10時半。」
なんだかとても素っ気ない弟の頬を思いっきり抓ってやりたい衝動にかられる物言いに腹立たしく感じてくる。
「なんかあった？こっちにいてつまんなかった？」
極力一緒に過ごせるように調整はしてもらっていたのだが寂しい思いをさせてしまったのかもしれない。
「何もないよ。……帰るの寂しくなっただけ。」
隣に座った私の肩へ頭を乗せてきて、ようやくわかった素っ気ない理由。
「なんだ、寂しかったのか。私も、寂しいよ。りくと会えないの。日本でコンサートする時にでも帰れるようにしてみる。その前にだって帰れたら帰るから。」
「すぐじゃないじゃん。コンサートも東京とかのくせに。」
「そうだけど…。大阪もあるかもしれないじゃん。 どうせ同じ日本だし、すぐだよ。」
首を横に振ってイヤイヤする大きな子供のような弟に笑みがもれてしまう。
「なに笑ってんの。」
「大きな赤ちゃんみたいだなぁ、と思って。」
「馬鹿にしてる？」
「可愛がってる。」
わしゃわしゃと髪を乱すとちょっと嫌そうな顔をした。
構わず混ぜていたのだけれど、その腕を掴まれて、瞬間に、なぜか、ジョンヒョンとの初対面が思い出された。
「おねいちゃ、ううん、A。」
「名前で呼ばないでって、」
「好き。すき。これ言いに来た、本当は。」
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ヨシハラ。(プロフ) - ゆいさん» こちらこそ本当にありがとうございます。頭と最後だけ先に出来てしまったのでこれから中腹は恋愛のお話が続くかと思いますし、本当に自己満足の産物なのでこれに触れるのはどうかとも思ったのですが…温かいお言葉を頂き…嬉しいです。ありがとうございます。 (2019年8月4日 0時) (
レス) id: 386df9962a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初めまして、本当になにを言えばいいのかわからないですけど、この小説を書いてくださってありがとうございます。本当に本当にありがとうございます。これからも更新頑張ってください、応援してます。 (2019年8月3日 23時) (レス) id: 624d11c40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨシハラ。 | 作成日時：2019年7月29日 12時
