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二人で言葉少なに近況を報告して、確かめるように抱きしめた。
「仕事楽しい？」
「ん、楽しい。大学で友達できた？将来は？」
「とりあえず院まで行きたいかも。」
「お金はおねいちゃんが用意するから、変な心配せず好きなだけ通っておいで。」
自分にお金を使うことはほとんどなく、弟のために使ってる方がきっと多い。それが私にとって頑張れるひとつの要因だとも思うし。
「僕もバイト頑張る。」
「りっくんは勉強がお仕事でしょ。」
どこか行きたいとこある？とか、食べたいものとか、欲しいものとか。
私が仕事の時は連れて行ってあげれないけれど、少しでも一緒に居たくて。
会えなかった時間を埋めるようにたくさんの話もしたいし、これからまた少し離れる時間も越えられるように触れておきたい。
「とりあえず、そのメンバーさん達には会いたいかな。でも年末だし帰ったりしちゃう？」
「どうだろ。今日なら皆いると思うよ。年末も変わらず仕事だし、旧正月は休みだろうけどまだ先。」
「早い方がいいね。うちの姉がお世話になってます、って。」
何それ保護者気取りじゃない？と不貞腐れた声を出したら、ぽんぽんと撫でられる。
「ところで、さ、」
「ん？」
「おねいちゃん彼氏出来た？さっきの…キーって人？」
「え？ないない！出来てないよ。キーはメンバーの一人で隣にみんなで住んでるから遊びに来てただけ。作るつもりもないし。」
「じゃあ、とっても不埒な関係の相手が居るんだ？」
「え？なに、不埒とか。」
ここ、とトントン叩かれた首筋。
あー、はいはいはい。と納得した。
そういえばすっかり忘れてた。
「え、とこれは、なんて言えばいいかわかんないけど、」
「なに？」
「そんな怖い顔しないで。可愛い顔が台無し。」
「なぁに、おねいちゃん、僕には言えないことしてるの？」
思わず逸らした視線の先には先程の雑誌。
どうにかこれで誤魔化されますように。
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ヨシハラ。(プロフ) - ゆいさん» こちらこそ本当にありがとうございます。頭と最後だけ先に出来てしまったのでこれから中腹は恋愛のお話が続くかと思いますし、本当に自己満足の産物なのでこれに触れるのはどうかとも思ったのですが…温かいお言葉を頂き…嬉しいです。ありがとうございます。 (2019年8月4日 0時) (
レス) id: 386df9962a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初めまして、本当になにを言えばいいのかわからないですけど、この小説を書いてくださってありがとうございます。本当に本当にありがとうございます。これからも更新頑張ってください、応援してます。 (2019年8月3日 23時) (レス) id: 624d11c40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨシハラ。 | 作成日時：2019年7月29日 12時
