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Aちゃんの話はとても、現実味のない話ではあったけれど嘘にしては壮大で詳細だった。
だから、僕は信じることにした。
きっと最初からそのつもりだった。疑うことなんてしないと思う。
「‘’何を聞いても、何も変わらないですか？”」
「‘’たぶん、変わらないよ。予想はいくつかしているし、違ったとしても変わらない。約束する。今この時だって聞いたところで変わらない。ただ、目的が同じになるはず。”」
ひとつ視線を落として、小さく話し始めた。
「‘’ジョンヒョンさんは、2017年、っ、12月に……亡くなりました。一人で、自分の、”」
「‘’そっか。そうか。だから、Aちゃんが。”」
「‘’急だったんです。ほんとに。そんな……でも、思い返せば信号は出ていたのかもしれません……不眠にラジオの降板に泣きじゃくる彼の姿に、っ”」
もう話さなくてもいいよ、という意味を込めたのだけれど、伝わらなかっただろうか。
ぼろぼろと手の甲を濡らす涙。
思わず空いてる手でそっと抱き寄せた。
「‘’いいよ、大丈夫。ジョンヒョンは今もどこか危ういんだ。それを守ろうと帰ってきたんだね。ありがとう。大丈夫。僕もきっとそんな未来にならないようにするから。”」
胸の辺りのシャツをぎゅっと握って肩を揺らす。
声を殺すように、唇を噛み締めて。
落ち着くまで、僕は抱いてあげることしかできない。
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ヨシハラ。(プロフ) - ゆいさん» こちらこそ本当にありがとうございます。頭と最後だけ先に出来てしまったのでこれから中腹は恋愛のお話が続くかと思いますし、本当に自己満足の産物なのでこれに触れるのはどうかとも思ったのですが…温かいお言葉を頂き…嬉しいです。ありがとうございます。 (2019年8月4日 0時) (
レス) id: 386df9962a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初めまして、本当になにを言えばいいのかわからないですけど、この小説を書いてくださってありがとうございます。本当に本当にありがとうございます。これからも更新頑張ってください、応援してます。 (2019年8月3日 23時) (レス) id: 624d11c40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨシハラ。 | 作成日時：2019年7月29日 12時
