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そこに彼女の意思は無い、が、体を乗っ取られていることに気付いた段階で、彼に歯向かう手段がない事も理解したらしい
「Aって結構会話に首突っ込んでくるタイプなんよ、ノイジーやからこのまま議会進めちゃおうか」
そう言ってキツネを解除する、彼女の焦り具合から見て自身の自由は戻ってきてないみたいだ
「現状措置はどんな感じ？殺す段取りはついてる？」
そんなオスマンの言葉に、彼女の瞳に翳りが見えた
絶望ですと顔に書いてある
「僕がAさんに抑制剤打たせてます。俺は措置に関してまだ考えてなくて、現状維持がええかなって感じ、マナの供給はロボロに頼んどる」
「あーロボロかぁ…」
その言葉に本人が噛みついた
「何か問題でも？」
椅子から立ち上がりAさんの後ろに立つと首に腕を回して抱き込む、
自分が管理してると誇示するように
「まぁ、絶対依存させてんやろなぁって思って」
「大正解！順調にすくすく育ってますよぉ、もう俺以外のマナ食えへんと思うで」
なぁ？とAさんに語りかけるロボロ、その瞳は少し狂気じみてるが、ここでは割とよく見る光景だった
「俺の意見としてはこのまま育ててタール化させる事やな、下位上級まで育つ自信がある、メッチャ食うねんこの子
………ええやろコレ、『俺の』ペット」
Aさん本人同様、トントンやエミさんの目まで大きく開く、もちろん俺も
ロボロが楽しそうに抱きしめ、同時に首が絞まって彼女の顔が苦しそうに歪んだ
多分それだけじゃ無い涙が彼女の頬を伝っていく
それをみてロボロがこれ以上無いくらいの悦に入った
「んふふ…檻の中でタール化させてさぁ、コネさんの能力で模擬戦やったら新人たちの戦力増強間違いなしやろ？安全性も高いし効率もいい」
上位中級に匹敵する下位上級になると思うねんな、
そしたらもうそのレベルのタールを使って訓練なんて夢見たいな環境やんか、
そう後付けの説明をするが会議室は静かだった
数名がドン引きしている中、目を輝かせた男が1人、
「ええな！」
「コネさんの協力取れたで！よかったなぁAちゃん、痛いの嫌だったら能力制御で記憶が消えるように頼んでみるから」
「それはアカンやろ、学習機能が付かなくなる」
「あーそっかー」
ボロボロと大粒の涙を溢すAさんに、大丈夫やで、とオレンジ色の裾で優しく水分を吸い取っていくロボロ
現状のような絶望感がタール化に繋がると彼女は知ってるのだろうか
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恐竜少女(プロフ) - 燕さん» お返事ありがとうございます！需要あります…！ずっとやったりしないのかな…と気になっていたのでお返事頂けて嬉しいです！始められたら真っ先にフォロー向かいますね！こちらこそありがとうございました！ (2020年12月15日 21時) (
レス) id: 502e5707b6 (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - 恐竜少女さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！とても喜びました！Twitterはやってません…需要あるでしょうか？みなさんがTwitterでどんなお話をしているのかは気になりますね、コメントありがとうございました！ (2020年12月15日 20時) (レス) id: 3ea3cbd8c6 (このIDを非表示/違反報告)
恐竜少女(プロフ) - 燕様の作品を全作定期的に読み返すほどどの作品も魅力的で大好きです…！失礼を承知でお聞きするのですがTwitterをされる予定などはないのでしょうか…？お気を悪くされましたら申し訳ございません…… (2020年12月15日 2時) (レス) id: 502e5707b6 (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - 名前さん» ストレートな言葉で照れました…ありがとうございます (2020年12月2日 16時) (レス) id: 2e704aa56d (このIDを非表示/違反報告)
名前(プロフ) - 好きだ… (2020年11月29日 17時) (レス) id: 822832712f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燕
| 作成日時：2020年7月26日 11時
