保健室登校 １【BL】

２４．方翼の羽をむしろう ページ26

鈴side



「ぁ…////
こ…れ、美味しそ..う」

ずっとふにゃふにゃ微笑みながら、
俺がつくった朝食を食べてくれるA

小動物が胡桃とか、
食べ物をあぐあぐしてるあの感じ

…Aを、
見てると本当に、癒されるなぁ




「A、どうしたの？
俺を、じぃっと見つめちゃって…？
食べられないの、あった？」

「ぁ…ぅ…い…ゃ…のね、
鈴クン…食べない...から.....」
狼狽えながら、
もじもじしだす

「Aにみとれてたわ。
ごめんね。
一緒に、食べないといけないね。」

「.....!!(こくり」


***************

いやぁ…
まさかだった

あんなに食が細いAが、
全部完食するだなんて
俺の腕も、舐めたもんじゃないな


「鈴ク....ン.....」

「ぎゃあぁぁっ……って、A？」

地べたを、某呪い幽霊の如く這ってこっちに向かってくる
いつもの白い白いお顔が、
青白くなっている

「…どうしたの？
手、貸そうか？」

「…ぁ..ぃ(こくり」

「はい。
じゃあ、この体勢でOKだよね？」

「…(ふりふり」

首を、ブンブンブンブンと横にふるA
「…ぁ…に、逃げ..る///!!」

頬が熟した林檎のように真っ赤になるA

…可愛い
てか、今日は表情豊かだな

「…なんで逃げるの？」

「…この…体勢…
し、死ぬよ…僕…///」

あ、この体勢とは.....
後ろから抱きしめて、自分の膝にAのせる体勢だよ？
そこ、OK？

「…あ、
で、なんで地べた這ってたの？」

「お腹…痛…ぃ」


「…トイレ行こっか。」

俺はAを、
トイレに押し込めた

***************


..1分
…...2分
……....3分

……5分



………9分


………15分


「Aー、大丈夫？
遅刻するよー」

「ぇぁ…っ…まだぁー」


「わかった。
…頑張って。」

「……んぁ」

２５．方翼の羽をむしろう→←『詫び』凄くくだらないってゆうか、言い訳とゆうか、謝罪とゆうか…変なやつ！！！！

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