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その執事、回想《6》 ページ17
それから私は大嫌いだった夜会に沢山出席するようになった
派手なメイク、真っ赤なドレスで夜会を渡り歩く
いつしか私はレディ・レッドと呼ばれるようになった
一方ではがむしゃらに勉強して、両親の反対を押し切って医師免許も手に入れた
A&シ「「アン叔母ちゃま、ご本よんで！」」
エ「よんでーっ！」
マ「ゴルァーーー！！シエル！A！リジー！！おばちゃんって呼ぶんじゃないって言ってるでしょ！」
A&シ&エ「「「キャーーーッ！」」」
レ「いつも悪いわね、遊んでもらって」
マ「いーのよ！子供好きだしそれに・・・」
シ「あっ、お父様だ！」
A「お帰りなさい、お父様！」
温かい姉夫婦
ヴ「天気がいいから子供達と遊ぼうと思ってね、後はタナカに任せてきてしまったよ」
かわいい甥っ子達
私の大好きな人達
だけどいつもどこかで感じてた
やけつくような感情を
そして私は夜会で知り合った男と結婚した
「忘れられない男がいる」と言った私に「それでもいい」と言ってくれた誠実で純朴な人だった
そして私にも子供が出来た
男「男かな？女かな？」
マ「男ってのはせっかちね、まだ分からないわよ」
とても大切にしてくれた――――幸せだった
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作者名：ベルナデッタ x他1人 | 作成日時：2019年5月26日 21時
