30.5 待ってた ページ1
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5時間目、板書を写している最中。
ふと顔を上げたとき目に映った、前の席の子。
…これ、寝てるな。
そう思ったら少し、口角が上がった。
俺はこうなるのを待ってたから。
別にAに寝て欲しかったわけじゃないけど。
板書を写しながら、それの準備。
日本史だけど、まあいいか。
我ながら遠回しなことをしていると思う。
でもAが鈍感だから
この方法でもいいと思える。
もしこれを勘の鋭い人にやったりなんかしたら
俺の気持ちなんて一発でバレるだろう。
このことは秘密、…と。
例えば…黒尾さんとか。
バレたら絶対に面倒くさいから勘弁だ。
俺にしかできない方法。
ノリや挑発に乗るより、もっと難しくて。
だけど、簡単な。
…うん、ちょっと…いやかなり。
楽しみだったりする。
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Niko.(プロフ) - こんな青春を送りたかった..... (7月27日 1時) (レス) @page30 id: 270b34836a (このIDを非表示/違反報告)
響咲 - すごいよかったです!『最後の一行』読んだとき、嬉しくて涙出てきましたw 赤葦かっこいい/// (2019年1月1日 20時) (レス) id: 00376a9a36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - りさん» 最後までお読みいただきありがとうございました。この上ないほどのお褒めのお言葉をいただけて、作者冥利に尽きる思いです。コメントありがとうございました! (2017年1月23日 6時) (レス) id: 338e4d695e (このIDを非表示/違反報告)
り - いままで読んだ赤葦の小説の中で一番すき笑。すごいキュンキュンした。 (2017年1月21日 1時) (レス) id: 91e9e3b802 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ?.さん» 最後までお読みいただきありがとうございました!私の思い描いていた赤葦さんに共感していただけたみたいで嬉しい限りです。甘酸っぱい恋のお話でした(笑)これからもお楽しみいただけるよう、頑張らせていただきます!ありがとうございました♪ (2016年6月15日 13時) (レス) id: 338e4d695e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆう | 作成日時:2016年4月11日 16時