95歩目 ページ45
.
─赤葦side
部活が終わった後、恒例の自主練。
どのくらい時間が経ったかわからないが、残っているのはもう俺たちだけ。
木「赤葦ぃ!もういっぽーん!!」
今日、何本…いや、何十本目になるかわからないトスをあげて
ダァン!
綺麗に、何十本目かわからないスパイクを決める木兎さん
木「赤葦いまのスパイク見たぁ!?俺すごくね!?」
赤「ブロック無しだとなんとも言えないっスよ」
木「いいのっ!!!」
赤「木兎さん、今日はもうあがりましょう?」
木「なんでだよ!?まだやりたいっ!!」
赤「これ以上はオーバーワークです」
そう言うと、素直に片付け始める木兎さん。
よかった…、今日は動きすぎだ。
体を休めることだって大切なのに。
…あがろうとする理由は、それだけじゃないけど。
すみません木兎さん。
……もう1つの理由は、秘密です。
─────
木「じゃーな赤葦っ!お疲れ!!」
赤「はい。お疲れさまでした」
そう言って木兎さんと別れ、帰宅したのは夕方5時。
ジャージを脱ぎ、急いでシャワーを浴びる
上がって、片手で髪を拭きながら、もう片方には携帯。
通話履歴から名前を探し、電話をかける。
赤「もう少ししたら、そっち行きます」
それだけ言って、返事も聞かずにプツッと切った
結局、無駄にしないと決めた1週間、ほとんどを無駄にしてしまった。
部活があったから、仕方ないと言えば仕方ないが。
まだ少し髪が濡れてるけど、夏だし…着くまでには乾くだろう。
適当に服を引っ張り出し、サッと着る。
履き慣れた靴を履いて外へ。
どうか、どうか。
いい方向に転がりますように。
柄にもなく緊張しているせいのか
少し走ったせいなのか。
着いた頃には、心臓がうるさかった。
ピンポーン
.
239人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう(プロフ) - らったんさん» ありがとうございます。恐らく今後も同じミスがある箇所が出てくると思います……。より良い作品に出来るよう、今から確認作業に入らせていただきます。引き続きお楽しみいただけると幸いです。 (2016年6月16日 1時) (レス) id: 338e4d695e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます(*^o^*)もう少ししたら、更新しますんで少々お待ちくださいませ!(>_<) (2016年1月23日 23時) (レス) id: 338e4d695e (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 続き気になるー!頑張ってください (2016年1月23日 22時) (レス) id: e8890d46b1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 零さん» 初めまして、作者のゆうと申します。ありがとうございます!これからも頑張らせていただきます(*^o^*) (2016年1月23日 21時) (レス) id: 338e4d695e (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 見ていて、胸がきゅーっと締め付けられて苦しいです。切なすぎて胸が痛いくらいですw続き、楽しみにしてますね! (2016年1月23日 21時) (レス) id: dd3ed0d17c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月20日 22時