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痛い。おでこがひりひりする…
クロに、結構な力でデコピンされた。
しかも理由がぼっくんに捕まったからって。
理不尽すぎない?
やり返してやろうかな。
…あとが恐いから辞めておこう。
「まさか、クロの家でぼっくんが1番に出迎えてくれるとは思わなかったんだもん…」
ク「あいつ、Aきた!!っつって真っ先に駆け出してったからな」
「会いたいと思ってくれてるのは嬉しいけどね。私も会いたかったし。でも不敗記録破られた…」
ク「まず勝ち負けじゃねーだろ」
「いや〜確かにそうなんだけどさ。ここまで毎回来られたら、なんかもう勝負事のような気分だよね〜(笑)」
ク「アホか。木兎は男。お前は一応女なんだから。ああいうの気をつけろよ…」
一応って何さ。
まぁ、それはわかってるけど、でも…
「……クロの言える事じゃないと思う…んだけど…」
ク「は?なんで?」
「だって、クロだって、1回私のこと…!//」
こんなこと言ってる自分が恥ずかしい。
でも正論だもん。
…顔が熱い。おさまれ。
ク「ばっ…!…俺はいーの。幼なじみだから」ニヤリ
「なにそれ〜意味わかんないよ(笑)」
“幼なじみだから”
だよね。
私、クロになんて言ってもらいたかったの?
何を期待していたの?バカじゃないの。
家族同然の私たちに、そういう感情がないってことは、もう分かり切ってる事じゃん。
意味が分かってないのは、私。
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こんにちは、作者のゆうです。
お話がいっぱいになったため
続編を作らせていただきました。
稚拙な小説にも関わらず、
読んでくださり
評価やお気に入り登録をしてくださり
本当にありがとうございます。
おひとりにでも見ていただける限りは
頑張って書き続けたいと思います。
それでは、また続編でお会いできたら嬉しいです
→http://uranai.nosv.org/u.php/novel/kjet2/
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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時