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「なんだい、やっくん。」
夜「いやいや、なんだい、じゃないだろ。もう暗いんだぞ。ちょっと座れ。俺らももう少しだべったら帰るし、(人1)は黒尾たちと帰りなさい。ほんとにお前は…自分が女子だって自覚あんのか…」
お母さんみたい…そう思ったのは、心の内に留めておく。
やっくんは呆れながらも座ってる位置を少し詰めてくれて、ほら、ここ座りな、と玄関をぽんぽん叩いた。
んー……、
「ありがと、やっくん。でも私、別に暗いところ怖くないしお腹も空いたしねー…早く帰りたいのよ。(笑)」ニコッ
今日、お母さん帰り遅いからご飯作らなきゃなの。
そう付け足そうとしたのに。
リエーフ「や、やや夜久さん!!!誰っすか!?この、綺麗と可愛いを…兼ね備えてる人は!!」
おぉっと。誰だろう…見たことないし、1年生っぽい。
背高そうだな〜、座っててもそう感じる。
てか私今めっちゃ褒められてなかった!?
いや〜悪い気はしないね。(笑)
研「リエーフ、ちょっと静かにして。うるさい。」
リ「あ、はいっす!すんません!」
りえーふ、くん?ハーフかな。
外人ぽい顔立ちだし。
元気いいなー
ふふ、とこぼれそうになる笑みを堪えて
口を開く。
「そっか、初めましてだもんね。3年の(人1)Aです。クロと研磨とは幼なじみで、やっくんとは同じクラスだよ〜。あんまり関わることもないと思うけど…まぁ、よろしくね?」ニコッ
リ「//…よっよろしくお願いしァス!A先輩って呼んでもいいですか!」
「ん、どうぞどうぞ〜♪」
こういう子、嫌いじゃないな〜♪
かわいい後輩、って感じで。
…あれ?私結局、話し込んでる…(笑)
もういいや、やっくんの隣、お邪魔しよっ。
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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時