2歩目 ページ2
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校門をくぐり抜けて、すぐ。
ひ「Aー!おはよっ♪」
後ろから聞こえた声に振り返る。
「ひーちゃん!おは〜♪」
自然と、ひーちゃんの隣に並ぶ。
また1年同じクラスだね、
楽しもうね、
一年生、どんな子はいってるかなぁ?
なんて会話をしながら、歩いてく。
私たちの前を歩くクロと研磨が
ク「朝からうるさいくらいに元気だな…」
研「Aはいつも、うるさいよ。」
ク「まぁな。でも、あいつがうるさくなかったら逆に怖くねぇ?(笑)」
研「うん、ちょっと怖いかも。」
こんな、褒めてるのか貶してるのかわからない会話してて…
「ちょっと!あんたたち!聞こえてるんだけど。それは悪口ですかそれとも褒め言葉ですか。」
そう言いながら、2人の背中をぐりぐり押す。
ク「おー、怖い怖い。すぐ怒る女はモテねぇぞーー?」
研「あ、死んだ。」
研磨よ、ゲームか。こんな時でもゲームなのか。
クロは、ニヤつくだけだし。
「そんなこと言われましてもね、過去に私が一度でもモテたことありました…?」
自分で言ってて悲しくなる。
どうせモテません。ふんっ。
ク・研「ない」
ちくしょう。こういう時は息ぴったりなんだから…
悔しく思いつつ考えるのは
幼なじみがいて、友達がいて。
それだけで、幸せだということ
彼氏なんかいなくても楽しいもんね。
いいのか悪いのか…複雑だ。(笑)
「まぁ、楽しけりゃそれで良しでしょ!」
なんて言う私に
ひーちゃんが、ふふっと笑いながら言う。
「Aらしいね」
この毎日が、私はすき。
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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時