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教室から出てすぐのところ、
廊下の窓際に2人で並ぶ。



「ここでいっか。んで、今度こそ本当に、どうしたの?(笑)」


研「……」



…あれ?え。何も喋らないのかい研磨さんや…


研磨が話し出すまで待とうと決めてから


今日も天気がいいなー、とか
校庭の桜きれいに咲いてるなー、とか


適当にそんなことを考えてた



研「……A、あのさ。」


お、やっと話し出してくれるのね!
そんなに待ってないけど(笑)


「うん、どした?」


研「クロのこと、なんだけど。」


クロ?何かあったのかな
喧嘩した…とか?
いやそんなはずはない、今日だって朝3人でいつも通り登校したし。
もしかしてそのあとに…!?


「なに!?喧嘩した!?」

ぐぬぬ、許さぬぞクロ!
私のかわいい可愛い研磨に何をした…!!


研「いや、違う。…いいから、黙って聞いて。」


あ、ソウデスヨネ、ごめんなさい。
言われたとおりおとなしく聞きます。


研「新しく入ったマネージャー…山下さんって言うんだけど。クロが、仲良しで。……」


そこまで言って、また黙った研磨。
…ん?これはどう受け取ればいいの?


「……えーっと、研磨が…クロとその、山下さん?の仲の良さにヤキモチを妬いてるってことで、おーけー?」


違う気がする、と思いながらも
それしか思いつかなかったから
そのままぶつけてみる


一瞬目を見開いた研磨。

「そんなわけない。」

続けて、なんで俺が…、なんて言ってる


やっぱり違ったか(笑)


あー!もう!わからない!
えぇい、聞いてしまえ


「ごめん研磨!言ってることがよくわからない、クロと山下さんが仲良し、それがどうしたの!いいことじゃない?先輩後輩だし、仲良くもするでしょ」


研「いや、そうじゃなくて。もしかしてA、自分で気付いてないの?」


んんんー???
話がややこしくなってきたぞ。
私が気付いてない?何が?

きょとん、その言葉がいま似合うであろう顔をした私に研磨が続ける



研「A、気付いてないみたいだから、俺が言うけど。クロのこと、好きでしょ?」



……………えぇぇぇぇえっっ!?




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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時

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