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覇の回15 ページ15
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「まずは、お名前から聞いてもいいですか？」
小さめのソファに向かい合わせで座る大野と客人。
厚めの唇が特徴的なその男性は口を開いた。
「中間淳太と言います。歳は、今年で20歳です」
関西訛りの中間はそう言って一呼吸置いた。
「実は友人が亡くなってもうて…。でも、警察の捜査が納得出来へんくて…！
お願いします！もう一回調べてもらえませんか？」
頭を下げた中間に大野は優しく問いかけた。
「友人がなんで亡くなったのか、詳しく聞かせてくれる？」
「はい、」
大野の隣には丸山が座り、中間の話を真剣に聞いている。
一方の有栖川は興味なさげに自分のデスクに座り、パソコンをいじっていた。
そんな異種な刑事達を見ながら、中間はゆっくりと数日前の話をし始めた。
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作者名：ゆう☆
| 作成日時：2016年2月18日 3時
