ヘリクリサム４〜森田美勇人〜

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Aside







届を提出してメンバーと解散した後

「今日は俺ん家泊まるっしょ？」って

美勇人に当たり前かのように聞かれて、家に来た。








美勇人「一緒に住む家、早く決めよ。

ってかそれまで俺の家来たら？」



「…んー、まぁそうだね。」



美勇人「籍入れたのに別居は辛すぎ。」



「だって美勇人がプロポーズしてくれたあとに、家のこととか

後先何も考えずにすぐに籍入れたいって言ったからこうなったんだよ」



美勇人「だって公開プロポーズしたのに結婚した報告遅くなったら

ファンの人たちまた心配するじゃん。」






さらっと言ったけど、こんな時でもちゃんと

ファンの人の気持ちも考えられる美勇人って、

根っからの芸能人気質だと思う。




そして、私の大好きな美勇人だ。







「…泊まる気なかったから、今日寝る時の服、貸してね？」



美勇人「え？」



「え？なに？」



美勇人「いらないっしょ」



「なんで？いるよ」



美勇人「バスタオル貸してあげるからさ、

風呂入ったらそのままそれ巻いて出てきてよ。」



「…なんで？馬鹿なの？？」



美勇人「割と本気。

どうせ全部脱ぐんだから、いらなくない？？」



「ほんっっとうに最低！！！！」







前言撤回。



こんな人好きなんかじゃない！





立ち上がって帰ろうとするフリをしたら

慌てて引き止めてくる。







美勇人「ちょちょちょ、冗談だって！

ごめんごめん、うそうそ！！貸すから！！！！」







どうして籍を入れた日に

こんなにどストレートに言うのだろうか。




この人は本当に。








美勇人「ごめんね！！特別にめちゃくちゃオススメの

めちゃくちゃいい服貸してあげるから！許して！

アイロンもあるよ！！俺がしてあげる！！」






ほんと。



先が思いやられる。






「はいはい、わかったよ笑」




美勇人「よかった〜〜！ほんとこんな日に喧嘩は

ヤバイと思った…」






でも。






「すぐに安井くんに連絡しようかとは思ったけど」




美勇人「やめて？？一番やめて？？殺されるから」







なんだかとっても。







「次変なこと言ったら、連絡するね。」



美勇人「…変なことってさ、どれくらいのライン？？

一緒に風呂入ろう？って誘うのもアウト？？

俺、今日一緒に風呂入りたいんだけど、アウトなの？」









馬鹿みたいに









美勇人「ねぇ、何笑ってんの」




「別に…？笑」







幸せだ。

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